画像: 世界農業遺産「みなべ田辺の梅システム」を初めて見てきました。梅干しのふしぎな力の話

世界農業遺産「みなべ田辺の梅システム」を初めて見てきました。梅干しのふしぎな力の話

和歌山県みなべ町、梅生産日本一を誇る町にやってきましたー!
「みなべ田辺の梅システム」として、国連の食糧農業機関FAOにより世界農業遺産に認定されています。
和歌山県が誇る世界遺産は熊野古道だけではないのです。
17年11月に東京で開かれた「みなべ田辺の梅システム 世界農業遺産フォーラム」を聴講していたこともあり、ず〜〜っと念願でしたがようやく訪ねることができました!
梅生産日本一のみなべ町で、無農薬の南高梅を生産する「てらがき農園」のうめこさん!
明日の「くちくまの熱中小学校」の授業の前に送迎担当として、案内してくださいました!
そもそも「みなべ田辺の梅システム」とは!?
紀伊半島南西の山間にあるみなべ町・田辺市は、
瓦礫質の土壌で養分が乏しい斜面で、農耕には適さないため、
山の上は 薪炭林(しんたんりん)というウバメガシの森林にして炭を作り、
中腹は梅林にして梅干しを生産するという複合的な農林業で、
ニホンミツバチの生息環境を保ち、
紀州の南高梅と備長炭というトップブランドを生み出してきました。
やせた傾斜地を豊かな宝の山に変えたのは、400年にわたりこの地を耕し続けてきた人々の知恵と技術からなる農業システムです。
FAOが未来に残すべき農業遺産だと評価した梅システムは、
梅生産を軸に人々の暮らし、食、エネルギーに至るまで、むらの命を支えてきたのです。
Mr.世界農業遺産の武内和彦先生は、ここ和歌山県ご出身ということですから、
紀州の梅干しを食べてこの傾斜を駆け巡って心身頭脳ともに成長されたんですねー。
武内和彦機構長インタビューはこちら(←youtube/英語インタビュー〜)
少年時代の里山の絵はこちら=「みなべ田辺の梅システム 世界農業遺産フォーラム」
着いたのが夕方だったので、やや暗いですが〜
山の頂上がウバメガシかどうかはわかりませんが、頂上付近と中腹では植生が違いますね。
中腹のブルーネットのあたりが梅林です。
貴重な南高梅の梅は1粒でも無駄にしてはもったいないと、
ブルーネットを木の根元に張り巡らしています。
これで、落ちた梅も傷つくことなく集められるというわけです。
みなべ町では、先週までにほとんどの収穫が終わったそうで、
ブルーシートは束ねて片付けられていました。
改めてみると斜面の梅林ということがよくわかります。
こちらはもう使われていないようですが、そばには現役の炭焼き小屋もありました。
翌日、熊野古道の巡礼のあと本宮大社へ向かう国道(田辺市か)で、
収穫前の梅林を見つけました。
海に近いみなべ町のほうが10日ほど収穫期が早いようです。
上は杉の林ですね〜。
同じように、斜面に落ちる梅をブルーのネットで拾い受けます。
粒が大きく肉厚で高級な南高梅。
改めて梅を見ると黄色い桃みたい〜
ほんのり紅く色づくのも特徴です。
甘〜〜い香りがしてこのままかじりたい〜〜
フルーツとして食べたくなる香りが漂います〜〜
昨日は大雨だったこともあり、ネットにたくさん落ちていました。
痛みやすいため、毎日拾うそうです。
というわけで、今回、メインの仕事はみなべ町のお隣、上富田町の「くちくまの熱中小学校」での授業でしたが、みなさんの案内で、念願だった「世界農業遺産(GIAHS)」みなべ田辺の梅システムを見ることができました。
国連FAOが認めた薪炭林、炭焼き、ニホンミツバチ、梅干しづくり、様々ななりわいが複合的に絡み合って生まれる持続可能な農林業システム。
案内してもらえて嬉しかった。
しかし、なんと、去年の大きな台風による被害で、
てらがき農園うめこさんの梅収穫はふだん3トンなのが10キロしかなかったそうです。
えええーーー@@
3000分の10ですかーー@@
うめこさんの「てらがき農園」では、無農薬無肥料のため、影響が特に大きかったそうです。
300分の1ということは、
例えて言うと、当てにしていた300万円の収入が1万円になるようなもの。
0.3%、ほぼないに等しいということですよ。どうしたらいいのでしょうー!!
しかし、うめこさんは言いました。
「でも、くちくまの熱中小学校のおかげでわたしは前に進めます。」
なになにどういうことですか〜〜
つづく
てらがき農園うめこさんを応援したい人はこちら!てらがき農園
うめこさんのふしぎな梅干しの話があまりにも強烈だったので、
琉球新報「はいたいコラム」に書きました!
祖父の遺言〜嫌いだった梅干しの生産者になる
2019年7月21日
「はいたいコラム」 梅干しのふしぎな力の話
(熊野の旅その1)
和歌山県口熊野=くちくまの熱中小学校に行ってきました。生徒のほうがすごかったの巻
(熊野の旅その2)
熊野古道巡礼〜!4キロに3.5時間!足の裏で熊野の山と神々の宿る空気を感じてきました。(熊野の旅その3)
南紀白浜へパンダに会いに行く!生後11ヶ月の子ども「彩浜」にめろめろキュンキュンの巻
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ベジアナ@梅干しアナ あゆみ

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