画像: カレーですよ4681(相模原下溝 モナの丘 / モナサンサール)一次産業に触れられる素晴らしき農業天国。

カレーですよ4681(相模原下溝 モナの丘 / モナサンサール)一次産業に触れられる素晴らしき農業天国。

久しぶりに大きな衝撃。とてもいい場所だったのですよ。
知ってたんだけどね、行かないままうだうだしていた自分の頭をひっぱたいてやりたいくらいの気持ちになった。ホントに。こりゃあやばいよ。行かないとわからないよ。
カレーですよ。
正直、少し遠いんですけどね。でもそんなもんはいいんだよ。たかが神奈川なんだから(でも神奈川広いぞ)
JR相模線、橋本から5つめの駅が下溝。とはいえ最寄といっても歩けば17~8分ほどかかる場所です。それで、丘というくらいでもちろん道中は登り坂となるわけです。まあクルマで行けばいいんですけどボクはすぐクルマ使っちゃうんでそれでいいんですけど。
そういうわけで、億劫に思っていたのはイメージだけなのです。
一度行けば目がさめる、夢中になる。そういう場所でした。
そもそも町田の先、というとちょいと遠いイメージになるのですが(東京下町在住)八王子から16号をちょいと海の方面に下ったところ、と言われると、なんだ、近いな、行ってみるか、となるわけです。高尾山とかばっかり行ってるので。人間の距離感などいい加減なものなのだというのがよく分かります。
さて、この日。
午前中、突然懇意にしている某店店主からメッセージが来まして。「これからモナの丘に行くが車で拾って行ってやろうか?」というどえらいありがたいお誘いが。一も二もなく話に乗ることにしましたよ。
一人じゃないってのもこれまた遠距離だと気楽です。
「モナの丘」
の名前はこの地域一帯に広がる農地エリアのことをいいます。そのコア部分が同名の「モナの丘」という建物施設でレストラン兼カフェと野菜や加工品を販売するショップが併設されています。
レストランは別の名がついていて、その名前が
「モナサンサール」
サンサール(世界の意)の名前で気づく人もいるでしょう。
ネパール料理を中心とした料理が提供されるレストランなのです。
まず到着して驚いたのがその広大な農園の敷地。約3.5ヘクタールもあるのだとか。わかっちゃいましたけど本気の農業地域です。農業体験施設としても考えられていて、都市部と隣り合わせで十分な内容ある農園、農業体験の土地として成り立っています。ボクはそのことにかなり興奮を覚えました。
ここ数年間「カレーツーリズム」という言葉で食のツーリズムの普及に想いを馳せてきました。
おととしの半月間、北海道へクルマで入っての取材旅行で確信したんですが、いま、食の本質部分に興味のない都市部の人があまりにも多いと感じていたんです。そういう人々の関心をきちんと良い方向へ向けられないものかな、といろいろ考えてきました。
それで、北海道各所、それと熊本八代周辺や宮崎都城などで、一次産業の場所に出かけていくことがどれだけその興味につながるだろうかというのをいやという程思い知ったんです。北海道と九州、どちらも食材王国の名をほしいままにしている豊かな土地。まずどんなものを食べてもすごくおいしい。なにもかもうまいんです。当たり前だよね。その場所ででクタものを食べているんだもの。流通で遠距離を移動させれば食材の持つ力は大きく下がるでしょう。
その土地で採れたものをその場所で食べる。その時期に採れるものは必ずその時期に採れる理由があって、例外なく体に良いのです。そして旬のものはどれもきちんとうまいです。おやすくもあります。そういう体験をすると食というものに自然と興味が湧いてくるでしょう。
が、しかし。
いかんせん、一次産業の現場は都市部から出かけるにはいささか遠くにあるのが現実。
飛行機や新幹線を使わないと東京、大阪からはたどり着かない。そう思い込んでいました。うっかりしました。都内からクルマで1時間でこの環境!ここを知らなかったのはもう手落ちといってもいいでしょう。
しかも「モナサンサール」のマダムは旦那様と二人、以前は新橋虎ノ門でネパールレストランをやっていらっしゃって顔見知り。新橋の店、マンダップをたたんでここ「モナの丘」に帰られたことも存じていました。まったく何やってるんだボクは。
「モナの丘」のホームページに「身近なグリーンツーリズムの場としてご来園いただけるよう心がけています。」の記載を見て地団駄を踏んだのはここで一日楽しく過ごして帰ってからでありました。
園内にはバラが咲き乱れ、いい意味であまり整然とさせずにカモミールやフェンネルなんかがもうモサモサと自由にいろいろなところで葉を広げ花をつけています。ヤギや鶏の小屋をのぞいてから、さて、食事にしましょう。
「モナサンサール」は天井の高い心地よい空間です。
広いオープンキッチンでネパール人シェフが次々と料理をこなしているのがよく見えます。おおお、すごい。ダルバートのプレートがずらりと並んでるよ。
快適なホールのテーブルにつき、注文。
某店店主とその息子、ボクでついつい頼みすぎ。
「ダールバート」
「たまごカレーセット」
「南インドチキンカレーセット」
「マトンカレー」(単品)
もうね、これがどれも本当に美味しくて。
まずはじめにテーブルに小皿が用意されました。
聞けばサラダバーのためのもの。あ、いや、サラダバーではないです。違うんです。正式な名前は、
「モナの丘野菜試食体験コーナー」
野菜の置いてあるテーブルに、堂々、そう書いてあります。つまり漫然と食べるんじゃなくて、この場所で手をかけて作られた野菜の甘さや苦さ、香りなどきちんと感じて食べてみてごらん、というサジェストなわけですよ。
なんともまあ、素晴らしい。
並んでいた野菜は大根、大根の葉、ルッコラ、タマネギ。いま採れる、いま食べるべき野菜が並んでいるのです。それに各種調味料が置いてあるんですが、それらもこの農園で採れた野菜などを加工調味したもの。ドレッシングや味噌など思わず唸る美味しさでこれはたまらない。
ルッコラが香り強く、大根がみずみずしく、大根の葉が歯ごたえ気持ちよく、タマネギが甘い。どれも気持ちにグッとくる味です。
この野菜試食、たとえばティータイムにやってきた、お茶だけの人にもお皿が配られて、お店で何かしらオーダーした人は必ず野菜が食べられるというやり方なんだそう。
お店の人が、畑の人が、何をやりたいのか、何を伝えたいのかがはっきりわかる。これって気分がいいなあ。
さて、カレーたち、行きましょう。
まず「ダールバート」がとんでもなかったんだよ。
皆さんはフェンネルの葉を使ったカレーを想像できますか?
だいたいフェンネルのあのふわふわとした霞のような細い葉歯を知らないという人の方が多いかもね。その若芽を煮込んであるのがこの日のダルバートのメインのカレー。
ほんっとうにおいしい。口の中でゴワゴワしたり絡みついたりするかと思えばさにあらず。噛めば素直に歯が入る柔らかさで、咀嚼するたびに大変に香りがよくてクラクラします。クセはほぼ無し。拍子抜けするくらいクセがないんです。その上できちんとフェンネルのあのいい香りがずっと香るという夢みたいなカレー。とんでもないなあ。
店主の息子の頼んだのが「たまごカレーセット」。想像していたのはフライドエッグかゆで卵が入った甘いグレイヴィのものだったのですが。
果たして甘いグレイヴィは正解。
ところが卵に驚いた。オムレツになっていたんです。オムレツというか、出汁巻というか。えええ、これがカレーソースの中に入るわけ?とても面白いなあ。こんなの初めてだよ。
そしてボクが頼んだ「南インドチキンカレーセット」も秀逸。
カレーリーフ香る爽やかなトマトカレーです。お作法からして酸っぱい、辛い、の方向かと思いきや、あまり辛くせず甘味要素が入るのが新鮮。
ちょっと面白い落とし所で珍しいと感じました。
それぞれについているジャガイモとタマネギのタルカリもとてもいいんです。そして同じくタルカリ扱いで大根の煮物、純和風のものが並ぶのがもうセンス良くて。この楽しさ、センスの良さといったらないよ!
マトンカレーは打って変わってネパールの人がちゃんと好きそうなちょっと濃いめのグレイヴィとドライな味わいで、ここでこの味が出てくるかあ、と一本取られた感になります。いやいやいや、やるなあ。
メニューを見ると日替わりでスパゲッティや定食もの的な料理もやっているようで、カレー以外がいいというお客さんへの配慮もあるのが気が利いています。
店員さんたちは、ご近所のお母さんという感じの方が多く、それがとてもいい感じ。キッチンはマンダップ時代からいるネパール人コックさんもちらほら。みなさん楽しそうに働いていらっしゃって、こういうの職場が地域にあるのは大事だなあ、羨ましいなあと強く感じます。地域コミュニティのハブにもなっているみたいで集える場所があるというのは幸せなことだと思んですよね。いい空気が流れています。
食事を終えて、また少し畑で遊ばせてもらってね。
なにがうれしいっていちごを摘み。
いちごの季節の終わりですが「少し残ってるから遊んでいきな」っていってくださって。
某店店主息子氏は大根の収穫体験をしてニヤニヤしています。
フェンネルやカモミールを摘んだり楽しい農業体験をさせてもらってホクホクです。
一般の人にもそういうプログラムが用意されていますからね。
手軽なお値段で農体験ができるようになっていますよ。
ほかにもバーベキューができる林の中の施設があったので覗いたり、ニンニクの収穫時期なので乾燥させているハウスの中を見せていただいたりと良い体験ができました。
建屋に戻ってホッとしていると園主がカモミールティーをご馳走してくださいました。ちょっとどうしていいのか、というくらいの素晴らしい香りです。
すかさずマダムに「これはお花だけ?生花だけ?」と聞くと、そうだよ、と事も無げ。うーん、なんということだ。
いま摘んできたお花にお湯を注いだだけで、この香り、この味、このリラックス。しばらく口がきけなかったよ。
たったそれだけでこんなにも豊かな香りのお茶が淹れられる。豊かなのは香りではないんだよ。この場所自身なんだよ。それを思い知ります。こういう贅沢が当たり前にあるのがこの農園なんだ。そうなのか、そうか。
産官学連携による循環型農業の試み。バイオマス法での発酵により独自生産される有機質堆肥使用で微生物が豊富なよい土と、そこから生み出される農作物。きちんとバックボーンが、理由があって、それが見える場所です。
なにを食べているのかわからない、その食べ物がどこからやってくるのかわからない、そういうものではない食べ物を、作っている現場で食べるという価値のある体験。そういうものを多くの人が経験してくれるといいと心から思っています。
カモミールティーを飲みながら、そんなことを考えました。
北海道、九州に行かずとも、カレーツーリズムは可能であっりました。強く感激しました。
あなたにも必ずいってほしいと思っています。
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