画像: カレーですよ4607(初台 和魂印才たんどーる)

カレーですよ4607(初台 和魂印才たんどーる)

久しぶりに行くと、どうにもやっぱりすごいんだよなあ、と思い知るお店があります。
バカなのでちょっとすると忘れるんだけど行くと思い出す、思い知る。その中で、おやっと思うこともあるんです。
カレーですよ。
久しぶりにカレー友達のおんなのこに誘われてそのすごい店に行くことになりました。
なんか行かなくちゃ行かなくちゃと思いつつ。年末の恒例になったパーティーにも行けなかったんだし、ちょっと無理してでも時間作ろう。
そうやってやってきたのは初台。
「和魂印才たんどーる」
まったくね。わかっているつもりなんだけどね。
ここんちの、塚本シェフの料理。ものすごいんだよね。ものすごい、と言っていいでしょ。それくらいしか言いようがない。
本当にね、何度来ても、いつきても。面白いなあ、と思うわけです。
ボクなんてプロと言いながらも食ってるばっかりでたいして勉強もしないような男なんだけど、毎日食ったりいろんな店で食ったりなんてことをしていると、それはそれなりに舌ってものが出来てきて、色々なニュアンスが少しはわかるようになったりします。経験値というやつですね。
それを強く感じることができるのはまさにここ、和魂印才たんどーる、塚本シェフの味なわけです。
さて、
「カレー3種盛りのセット
梅干し追加 + チャイプリン」
としてみました。
あいかわらず横っ面を張飛ばされるようなラインナップ、味、内容だよなあ。
これを近所のおじさんおばさんサラリーマンとかが日々当たり前に食べているわけなんだけど、気をつけろ!と言いたい。そんなことしていると感覚と基準が狂って他の外食で辛い思いをするんじゃないか、と心配してしまうのです。他の店で同じ「カレー」というジャンルで注文なんかしたらガッカリしちゃうんじゃないだろうか。
それくらい素晴らしいものなんです。
ここ、たんどーるは、和魂印才。
和素材、和の手法とインド亜大陸のスパイス料理が出会う交差点。そういうものの土台を作り上げた店なのです。そういうもので、本当にいいものは残念ながらまだまだ少ないと思いますよ。
さて。
鶏ひき肉とナンコツのキーマカレー 梅干しのせ
久しぶりで食べたらこんなに美味しかったっけ?と思わず首をひねるくらい美味しかったんだよ。
ナンコツの食感が前よりもより楽しいものになっていて、なんというか、食べ進めて行くにあたり軟骨の食感がリズムを作ってくれる感じ。ひき肉の味付けやスパイスがより角が取れてまろやかになっている気もします。
何か変えたのかなあ。本当に心からうまいなあ。
アマトリチャーナカレー
(ベーコンとトマトと黒オリーブのイタリアンカレー)
これはホントに大好物。塚本シェフのこのカレーは本当に好き。絶妙なラインでイタリアンのトマトソースとカレーの真ん中に立っていて、そのどちらでもない、とも言えるもの。たんどーるオリジナルのここだけの料理だと感じます。
ご飯にかけるかパスタに乗せたいか、迷う味とでも言いましょうか。塚本シェフにはイタリアンスパイシー料理の括りでシリーズ化をお願いしたいくらいなのよ、いつも。
小豆と大豆と干し椎茸の黒ゴマカレー ガリのせ
ほらきた、これも好物。今週のカレー3種は全部好きなカレーで困ってしまうねえ。いや、たんどーるのカレーは全部好きなんだけど。
小豆と大豆の食感のアクセントと噛むと香る豆の匂い。和風仕上げなのにカレーだと認識できる、これもまた塚本シェフの職人芸とも言える繊細で針の穴を通すようなチューニング。左が和食、右がカレーという山の尾根を辿るような、そんな一品。美味しさと見晴らしにめまいを感じます。
付け合わせもご存知の通りでみんないい。
ゴボウと人参のきんぴらなんてのが乗るセンスが嬉しいじゃないですか。
大根と人参と高野豆腐のスパイス煮、これはすごく繊細で、舌が強いものばかり食べてす人は気がつかないんじゃないかってくらいに穏やかなスパイス使いで鬼気迫るものを感じます。
野菜ピクルスも、あともうちょっと欲しいという寸止め感にやられる。
全て計算づくなんです。
実はこの大根と人参と高野豆腐のスパイス煮。
こんなことしやがるか!と地団駄踏んでしまうような面白いことをしてくれてね。「ナンコツキーマカレー、一口分残しておいてね」なんてこと言われて、何かなあ、と思ったたらね。カウンターからにゅっと腕が伸びてきてナンコツキーマの器に何かスープを注いでくれるんですよ。なになに?と思ったんだけど塚本さん、「飲んでみな」とニヤニヤしてるわけです。
おやおや、と飲んでみれば、これがもううまいうまい。なんだかわからん野菜の滋味が染み出した素晴らしい出汁で、スパイスがやんわり刺激穏やかに効いていて。なにコレなに!?と聞けば、実はこの出汁、大根と人参と高野豆腐のスパイス煮の煮汁。やってくれるよまったくもう。面白いったらありゃあしない。
そして、デザート。
チャイプリン
チャイプリン、長く欲していたデザートです。なかなか食べられなくて、やっと辿り着いたよ。
これが予想を超える美味しさ、大人味で心底まいった。
まず、固め仕上げの正統派プリンというところで気持ちを持っていかれます。チャイプリンということで、スパイスミルクティーのニュアンスがほんのりあるわけですが、甘みが全体的に絞ってあるのが美点です。
たまにある、甘さを控えることを目的としてしまったようないびつな甘さ控えめではなく、プリンの美味しさ、楽しさをちゃんと柱として崩さぬまま、甘さというエレメントのボリュームだけを絞るというバランスチューニングを施しての控えめな甘み。塚本節の真骨頂。繊細さ極まる逸品だと感じます。
これがもうね、実にうまい。美味いし上手い。このセンスに頭を抱えながら最後の一口が勿体無くて食べられない状態をあなたも体験するといいよ。
あ、忘れてた。塚本シェフがなんんか強くこだわってるのが、うつわ。チャイのカップと受け皿。なるほどのプリン制作時のサイズぴったり感。SNSにこのことを書かずに載せたら執拗に「なぜ書かぬ」と追及されました(笑)どうやらかなりのナイスアイディア感が彼のお腹の中にあるようです。いや、確かにそうだよね。
なんだかんだでとても久しぶりのたんどーるでしたが、こういういいお店で食事をすると心から感激するね。
それで、しかし、どうもあまり賢くないからか、わかっているつもりでもしばらくするとやはり行くのをさぼりはじめてね、その素晴らしさや繊細さを思い出せなくなったりもするわけです。
それで、今日みたいに久しぶりに出かけて行って食事をすると、思い切り打ちのめされる。こんなに素晴らしいものだったのか。こんなに繊細だったか。そうやって打ちのめされて、また通うようになるんです。
もう昔っから、ここではその繰り返し。
この日のように塚本さんの解説を聞きながらカウンターで食べる彼の料理ははこれはもう大変な喜びなんだけど、そうではなくて、黙って食べて、SNSなんかでその感想を書いて、その書き込んだ場所で塚本さんが答え合わせとかしてくれるとかいうことが多々あって。もうね、それがちょっと堪えられない嬉しさがあるわけです。
今回もこのブログの元になったメモをSNSに書いたら塚本シェフが、ナンコツキーマの部分に触れて「カレーは以前よりも丁寧に仕込んでいます。最近ちょっと忙しくなって来て仕込みが大変です。」なんて書いてくれる。さらっと書いているけど、詳しく聞いてみれば絶対に手間暇をこれでもかとかかているんだろうなということがわかります。
そして自分の舌もまんざらじゃないぞ、なんて思ったり思わなかったり。
そういうのが楽しいです。
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