先日、2018年12月8日にグランドオープンとなるお店がありました。お誘いを受けて、プレオープンに行ってきました。カレーですよ。少し前にどこかでプレスリリースを見て知っていたんですけれどね。ゴーゴーカレーがとても面白い取り組みをやっているというお話。株式会社ゴーゴーカレーグループの新しい取り組み「承継公募」の第一号店が関東にできたのです。金沢に古くからあるインド料理店の関東進出という形です。ブランド承継という考え方で跡継ぎがいない地域の名店や残すべき価値のある店と味をゴーゴーカレーグループが承継、展開するという事業で、買収とかとは根本的に違う、文化事業的ニュアンスとビジネスのちょうどバランスを取った場所にあるのがこの取り組みなのだということだそうです。うん、これは大変に興味深い。お店の名前は、「ホットハウス」と言います。インドレストランです。1979年創業。北陸で最古のインドレストランとされるお店です。焼き物とカレーが評判の人気店だそうで、ボクはまだお店に入ったことがありませんでした。友人の渋井しほりちゃんがいろいろと手を尽くしてくれてプレオープンにおじゃまをすることができました。トレッサ横浜の南棟2階に位置する30席ほどのお店です。トレッサは菊名に近い大型商業施設です。南棟の飲食街に行くと、入口の大きなナーンの行灯が目を惹く明るい感じのお店を見つけました。ここだね。ガジェット系ライターの川村さんと一緒にやってきました。しほりちゃんと神田カレーグランプリの仲俣さんも同席、楽しい食事になりました。落ち着いた感じの店内で、ショッピングモールの中のお店とはいえ大人のお客さんもちゃんと満足できる雰囲気です。壁の飾りは金沢のお店の屋根裏から見つかったものを使っているそうで、ちゃんとお店の歴史とリンクしているのが老舗店の価値を感じさせます。メニューは焼き物、サラダ、カレーとパン、ご飯類。それにデザートと飲み物というシンプルでわかりやすいもの。そのどれもが侮れぬ美味しさなのです。伝説のチキンティッカまずは焼き物。このチキンティッカ、チキンが柔らかで舌に吸い付くような食感で、ちょっとびっくり。タンドール調理で色々な条件を組み合わせると柔らかなハムのような密に詰まった状態に仕上がることがあるのですが、これはまさにそれ。柔らか、なめらかなんですがきちんと歯ごたえの楽しさもある絶妙な仕上がりに脱帽。マリネのセンスもいいし、こりゃあまいった。口に含み、噛みしめるとよい香りがすっと上がるのがチャーミングです。上出来のタンドール料理。このあいだ自分の窯で焼いたばかりなので余計に素晴らしいのがわかります。盛り合わせのタンドール料理もどれもみな秀逸。なるほど長く営業するインドレストランの味とはこういうものか、と思い知る味です。カバブなどとてもいいお味でしたね。カレーはセットタイプの、スペシャルセットを注文。カレー3種を自由に選んで組み合わせることができるんです。サラダ、チキンティッカ、ナンとライスにヨーグルトがつく、お得なディナーセットです。いろいろみんなでシェアして食べましたが、ここのイチオシのマサラの名前がつくカレーがみんなすごく美味しかった!!ポークマサラをひと口食べて驚きました。結局ここ、ホットハウスの名物であるマサラの名を冠する3種をすべて食べることが出来たんですけどね、この焙煎タマネギとスパイス使い、どうにもこの感じはボクの大好きなデリーのコルマを思い起こさせるんですよ。あまり他のお店の名前を出して例にするのは良くないとは思うのですが、なにかよく似たニュアンスが感じられます。クローブやシナモンが強く香る、焙煎タマネギの甘みも嬉しいスパイシーでクセになるこの味。これは素晴らしいなあ。そう言いながらも、これは2018年の現在、東京のインドレストランでなかなか食べられなくなってしまったドピアジャ系ともとれるのがとても面白いんです。ドピアジャというタマネギをたくさん使うスタイルのカレー。最近では見かけることが少なくなって寂しい思いをしていたのでとてもうれしい。ビーフマサラ、チキンマサラ、同じ焙煎タマネギと香りなのですが、肉の違いでどれもちゃんと味のトーンが違うのが面白いんです。ああ、これは絶対食べ比べを薦めたいねえ。おもしろいよ。野菜カレーはクリーミーなホワイトシチューにほど近い味で、子供から高齢の人まで誰もが食べられて誰もが好きな味のチューニング。いいな、こういうの。こういうアイテムもちゃんと用意することはとても大事だと思います。美味しいです。カレーもそうだし、タンドリーチキンも同じく思うんです。日本で古くからやっているインドレストランには独特の味や雰囲気があると感じます。このお店の料理は見事にそれを体現していて、最近ではなかなかそういう「古き良き日本のインド料理」とでもいうようなものを出してくれるよい店が見つからないな、と感じています。古いスタイルの北インド料理のいいものがここでは手に入るというのが素晴らしいんですよ。そういうものは良いもの、うまいものだと再認識できますよ。古い、古い、といっていますが、それは悪い意味ではなく、オールドではなくクラシックという意味。流行りの南インド、スリランカも、大阪スパイスカレーも、日本においてはこういうクラシックな味あってのものなのです。幅を広く、新旧問わずにいいものはいいという価値観を自分の中に作り上げたいと強く思わせる料理でした。とても大事なことだよなあ。#カレーツーリズム #カレーダンニャバード #カレーですよ>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>たべあるきオールスターズ「食べあるキング」に参加しています。http://www.tabearuking.co>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>カレー全般、および食に関するお仕事をお受けいたしております。テレビ、ラジオ出演、講演、雑誌、書籍等の執筆、コンサル、商品開発等実績あり。実はガジェットやYouTube、オンラインライブなどのお仕事もやっています。ご連絡、お問い合わせ、お仕事のご用命等はお気軽にどうぞ。iizka3@gmail.com(@を小文字にて)>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>著書「カレーの本」出版社在庫無くなりました。書店、ウェブ在庫のみです。ぜひお早めに。カレーの本 (SAKURA・MOOK 69) / Amazonのリンク>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>活動内容等の各種Linkはこちら http://about.me/hapi3Instagramはこちら。 https://www.instagram.com/hapi3/tumblr 日々の事がまとまってます。http://hapi3.tumblr.comYoutubeチャンネル。カレー中心。 http://www.youtube.com/user/iizka3もうひとつのブログ 「いつもんログ」http://hapi3s.blogspot.jp/>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
This article is a sponsored article by ''.