画像: 2018真夏の京都へ!(7)これぞ京都フレンチ❤︎先斗町/禊川

2018真夏の京都へ!(7)これぞ京都フレンチ❤︎先斗町/禊川

私がフレンチというものを初めて食べたのは、父に連れられていった萬養軒でした。明治の創業以来、皇室御用達として様々な国賓も迎えてきた名店でしたが、時代の波には逆らえずガラリと印象を変えて祇園に移転。高島屋店では洋食に近いアラカルトも楽しめるようです。
もうグランメゾンとは言えなくなった萬養軒。でもずっと気になっていて行きたい気持ちでいっぱいです。
さて、その頃オープンした新スタイルのフレンチがこの禊川です。先斗町という花街に位置する夜の店でありオトナの店、特別なデートで使う高級店というイメージ。コースしかなく、フレンチ会席と銘打つ禊川は、家族で昼に訪れることもできる萬養軒に比べるとかえって敷居が高く、憧れの存在でした。
今年は井上料理長の料理人人生50年記念とのこと。萬養軒と違うのは、オーナーシェフの店である点です。
京都にはもともとパン文化と洋食のベースがありフレンチも人気がありました。ただサービスがイマイチという店が多く、東京の素晴らしいサービスを知ってしまった私は貴重な帰郷の機会にわざわざフレンチに行くことも少なくなっていきました。
ところが近年、京都フレンチは新しい店が増えめざましくレベルアップ。禊川だって負けてはいられません。知らないうちに昼営業やカウンターでのアラカルト提供が始まり、いい意味で敷居が低くなっていました。
先斗町沿いで川床もあるという素晴らしいロケーション。予約の際に、夏ということもありどうしても川の見える場所でいただいてみたいとお願いしてみたところ、デザートだけ川床でセッティングしましょうかと柔軟に対応くださいました。この日私は時間がなく、コースだとのぞみに間に合いません。一人利用やアラカルトでは通常個室は使えないので、このような話になりました。
ところがあいにくの雨・・・床は残念ながらクローズ。カウンター席は「ふらんす割烹和心」という別名になってはいますが、ここでコースをいただくことももちろん可能です。気軽にアラカルト利用する方や一人客のために「コースの禊川とは違いますよ」というアピールも兼ねての別名なのでしょう。ただこの席は窓がなく鴨川が見えないのがネックです。
シャンパーニュをお願いするとおきまりのような前菜とパンが用意され、あとはメニューを見ながら好きなものを。折り目正しくも温かなサービス、確かに「割烹」のような雰囲気! 時間がないことが本当に悔やまれました。色々相談しながらピンと来たメニューをオーダー。最近行った中では日本橋のたいめいけん(2階レストラン)のメニューが一部似ていたかもしれません。昔ながらの洋食をベースにした料理がたくさん用意されています。
これはアミューズだったような(たぶん)。そしてフォアグラのリゾット。濃厚なフォンの旨みにとろけるフォアグラ。こういうのがアラカルトで頼めるってフレンチ好きにはたまりませんね。盛り付けも何かレトロで丁寧な感じがとってもいい。
最近、スープを出す店が本当に少なくなりました。だからあれば必ず頼みたいのがコンソメスープ。その店の基本の味がよくわかる一品です(私の大好きなコンソメは神楽坂のラ・トゥーエル!)。この店のコンソメはあっさりとしていて滋味深く、野菜やうずらが入っているのが面白いです。
開店と同時に入ったのですが、ほどなく満席に。地元客が多いようで嬉しく思いました。メディアでは目新しい店ばかりが注目されますが、長年のファンに支えられているこういう店にこそ「京都の真髄」を見ることができるように思います。
レジェンド登場!井上料理長は本当に楽しそうにサービスされます。意外にも東京のご出身だそうです。さりげなくペリエを注ぎながら、ウチは営業マンがいませんのでね、こんな年寄りが東京までもう来年のバレンタインの打ち合わせに出かけてるンです、と。そう禊川といえばメゾン・ド・イッテー。すっかり忘れていましたがショコラブランドをお持ちでした。
色々お話しながら、メニューにはない裏メニューを教えていただきました。それがこの「舌平目のカツレツ」。舌平目といういかにもフレンチな魚を使ったメニューは何種類かあるのですが、お客様の要望から生まれたこのカツレツはアラカルトだけの逸品。野菜も添えられているのが可愛くて。
身の柔らかな舌平目は、限りなくきめ細やかな衣をまとってサクッと揚げられています。こんな上品な味わいのカツレツがあるものでしょうか。しばし陶然。
朝から食べ続けているのと、時間がないのと重なって(涙)料理はこれくらいしかお願いできなかったのですが・・・最低でもやっぱりデザートは頼みたい。でも重いのは嫌だし、できるだけさっぱりと終わりたい。そんなわがままを言ってみたら出して下さったのがコチラ。
旬のフルーツをほどよく、食べやすく盛り付けたひと皿。ドンピシャです!そしてお会計がまたビックリ。お値段のわからないものが多かったので結構行くかなと思っていたのですがとても良心的で、色々うるさいことを言ったのにと申し訳ないような気持ちになるほどでした。ああ、また絶対に伺います。
私の記憶では、禊川のコース設定は今も昔とそう変わりません。東京やこの界隈での最近のお店のお値段からするとごく普通だと思います。そのうえ私のようにのぞみの時間に合わせて軽く、ということもできるのが本当に嬉しいですね。
東京ブランドだからか全くといっていいほど名前が出てきませんが、祇園ミクニも洋食っぽいフレンチのアラカルトが頼める良い店です。冒頭の萬養軒にもちゃんと本店にアラカルトがあると嬉しいのに。いずれも東京にはない風情が楽しめます。そして予約も比較的取りやすい!これ、今の京都では重要ですよね☆

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