画像: カレーですよ4517(札幌琴似 gopのアナグラ)旅人に、旅が入ったメシを喰わせてもらう。

カレーですよ4517(札幌琴似 gopのアナグラ)旅人に、旅が入ったメシを喰わせてもらう。

2018年9月6日未明に起きた北海道での大きな地震で、道内の多くの地域で停電などが発生し都市機能の麻痺などのニュースに胸を痛めておりました。インフラ復旧の声も聞かれますが、一部地域では色々な部分で大変だと思います。
とはいえ現在札幌はオータムフェストも行われており観光にも問題がありません。ぜひ多くの人が遊びに行ってたくさん美味しいものを食べて北海道を応援して欲しいと思っています。
そして一刻も早い道内すべての復旧を祈りつつ、皆様の身の安全と心の平穏を願います。
本当に札幌ラストに札幌のラスボスに行く流れになりました。
いや、絶対素通りしちゃいけない。そういう店が街ごとにあるよな、と思っています。
カレーですよ。
ここ、gopのアナグラは札幌のスープカレー店店主たちの駆け込み寺のようなもの、と聞いていました。
札幌スープカレー界のレジェンドが店主を務め、札幌のスープカレー店の名だたる店主が自分の店を抜けてここにやってくるという、その筋では有名な関係者が多く出入りする店なんですよ。前回の札幌で札幌スープカレー界の立役者、玉木さんに連れて行ってもらいました。
事実この日も少し前にスープカレーの名前がタイトルに入る小説を書き上げた作家先生がいらっしゃっており、店主から紹介をいただいたんですよ。
店内は居心地よい落ち着いた濃いブラウンの内装にたくさんのサインが書いてあります。あ、知ってる人のやつもあるなあ。
そんな風格がある店内なんですが、店主の信さんはカウンターの中からお客に気軽に声をかけてくれて、雰囲気がいいんです。そう、カウンターには大好きな店主の信さんが待っているのです。だからやってきました。
えーさて、注文。
、、、を半分くらいしたんですが、あ、そうだ。信さんに適当に組んでもらっちゃおう。それが一番旨いものにありつけるはずだもん。まあ、基本「オール」でお願いするわけです。もっと言えば信さんリコメンドのメニューを食したいんですよね。
信さんとのおしゃべりの中で、その日のスペシャルであるところのスープストックを使わないスープカレーのリコメンドが来ました。
これはつまり、スープカレーは基本、鶏ガラや豚骨などのスープストックをベースに使って組み立ててゆくものなわけですが、スープストックを取らないで、変な言い方、水からスタートさせるインド亜大陸由来のスタイルなんですね。
信さん曰く「スパイスを楽しむならスープストックを使うより水で作った方が、旨味は減るがはるかに香りがいいよ。スープを濃くするとスパイスが埋もれるから」という話し。うん、なるほどなるほど。
昔の店で、毎日やってた作り方であるとも聞きました。
こいつをノーマル、辛さ100倍でお願いしました。
そしてこれまた信さんが提案してくれました。「ちょっとノーマルで味確かめてよ。それでそこからスーパースパイシーに直してあげるからさ」と。こりゃあ願っても無い。これはおもしろくなってきたよ。
ノーマル100倍。以前玉木さんに111倍というのを食べさせてもらったのですが、辛いのはもちろん辛いのですが、激辛というのとはちょっとニュアンスが違うと感じたんですよね。すごく辛いのだけど食べられてしまうんです。不思議なものだったなあ。そしてお店からは辛ければ辛いほど持ち味がいかせてうまくなる、と言われれば、やはり3桁はいっておきたいよね。
さて、ノーマル、きました。
素直ないい味で、確かに奥行きということで言えばスープストックを使っていない分不利かも。でもそれを感じさせない複雑で楽しい味がくちのなかでぐるぐるまわります。親!うまいうまいとふた口三口、すくっているとにゅっと手が伸びてきて「じゃあ、スーパースパイシーにするからね」と信さん。ここからはメニューにないメニューなんです。西インドに旅した時にインスピレーションを得たスタイルのスパイスミックス、マサラを使い、強めの味、香りに仕上げるわけです。
やってきたスーパースパイシー。
おや、茴香のような香りがどこかからするなあ。こらはなにだろう。ノーマルよりも苦味が増し、切れ味鋭くなっていました。辛さ力強く酸味がうっすらやってくるのも好ましいぞ。聞けばメースを多く使ってあるようで、面白い香りと味わいになっています。いやああ、うまい!!
途中、西インド風の信さんオリジナルのマサラを味見させてもらったんですが、唐辛子系の風味を爽やかな方向でブーストアップするような抜けのいい香りになっていて、あまりかいだことのないおもしろいものでした。
スーパースパイシーに使用しているまったくノーマークだった未知のスパイス、nagkesarという珍しいものもひとかけいただき、噛んでみました。柑橘のような甘味と香りがあり、ドライのシードなのに苦味がやってこない不思議なもの。これは本当に知らない未知のスパイスだったなあ。驚いたなあ。
具材はチキンレッグ、ジャガイモ、ニンジン、レンコンにオクラ、ゆで卵とささがきごぼう。どれも下味なしの素の仕上げで、それぞれの食材たちには北海道の強い土の力を持っており、下味なぞ要らないパワーがあります。こちらも素で仕上げたチキンレッグは大変に味わい深く、柔らかい。骨からはらりと解ける素晴らしさ。
スープカレーというスタイルを借りてはいるけれど、これは明らかに信さんのオリジナルスタイルで、なににも属さないものと感じます。
そしてオール、なわけで、まだまだあるんですわ。
ミーンコロンブは南インド料理が好きな人ならご存知の魚のスープ煮込み。
信さんはちょいと辛めのスパイスあら汁という風情に仕上げています。これがね、いいんだわ。
タマリンドの酸味と魚の旨味が強く、辛いのにスプーンがとまらない。魚の出汁が入るため辛いのだが舌に柔らかく当たるのが素晴らしい。ココナツミルクを使わずもったりさせないのはgopスタイル。これはいいものだなあ。
最後あたりにメインのスープカレーに少し合わせて混ぜてやるととても良い着陸ができます。実に旨い。これはぜひ試さないといけないよ。
ごはんにはズッキーニの中東風ディップがのっていました。
これまたいいもの。おもしろい。はじめはワカモレかと思ったらさにあらず。いわるゆるフムスとかそういう類のもので、酸味が楽しいクリーミーなディップ。カレーに溶くと風味が変わってとても楽しめます。これはすごいいい。高性能な万能ディップだったよ。
とにかく味の強弱や幅、広がりの方向がそんじょそこらのスープカレーとはまったく違うものでした。本当に面白い。なにしろ店主本人が面白くて仕方ない、というスタンスで作っているからね。そこに、その情熱とか熱量に巻き込まれてもってかれる感じが心地よく、楽しいの。
それでまた信さんがアジアのどこかに出かけて行ってとんでもない味のアイディアを手に入れて帰ってきて。それ目当てでまた行きたくなる。でもそれってのは味だけという意味ではなく、信さんの体験を彼の口から聞いて、その追体験とともにカレーを食す。これがやめられないわけです。
魂揺さぶられるスープカレーでした。
食べ終えて、今回は昼間でもあり忙しそうな時間帯で申し訳なかったんですけど、腰をあげると引き止められるんです。素直にうれしい。楽しい。
もうほんの少しだけおしゃべりをして、後ろ髪を引かれるままに店を出ます。
前回同様、贅沢な時間だったな。またもうっかりと札幌の神様が手を動かして作ってくれたカレーを食べてしまったよ。
カレーの器の中に信さんがいました。
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