画像: OS (中目黒)

OS (中目黒)

美味しいものを食べた日、
それは夜、夢に出てくる。
夢の中で、もう一度楽しめる。
思うに、美味しいものというのは、
100%全く食べたことも見たこともないものではなく、
どこか過去に食べた何かとつながる部分と、
今まで食べたことのない何かを感じるもののような気がする。
美味しかったなあ、中目黒OSで食べた、トトリコ豚。
前菜で食べた苫小牧のムラサキうに人参ムース添えや、
サマートリュフをかけた塩・バター・チーズのみの超シンプルなタリオリーニ(生パスタ)も美味しかったが、
メインで食べた、鳥取産のトトリコ豚のグリルがとにかく美味しくて、夢に出てくる美味さだった。
厚切りロース肉がアサリ出汁のソースをまとい、焦がしニンニクのペーストが添えられている。
脂身が甘くて、噛むと野性味もあって。
この豚、ドングリを食べて育ち、
2006年に一般公募により「トトリコ豚」と命名された。
由来は、韓国語でドングリを意味し鳥取(とっとり)に発音が似ている「トトリ(도토리)」と、
スペインのどんぐりを食べて育つイベリコ豚へのオマージュで、スペイン語で「おいしい」という意味の「リコ」を合わせている。
トトリコ豚は性格がデリケートで飼育に時間と手間がかかるため、年間100頭程度しか生産できない。
粉末ドングリを与えられた黒豚は、オレイン酸やビタミンEなどが増え、美味しくなるのだそうだ。
そんな貴重な豚を、
アサリの旨味ソースでトロッと包む。
食べると、どこか懐かしい。
というか、僕の大好きな、とんかつ丸栄のカツを食べてるような、不思議な気分になる。
新しくて美味しい。
初めてなのに懐かしい。
豚の脂身の甘みが、厚切りとんかつの甘みと似ているのは当然だが、ここまで丸栄が浮かぶのは、なんでだろう。
謎だ。
イタリアンで豚料理を食べて、カツレツでもないのに、ここまでとんかつを思うのは初めてかも。
もしかしたら、あさりソースの旨味が、とんかつソースを彷彿するのかもしれない。
でもそれだけじゃなさそうだ。
聞けばこの豚、実はラードでグリルしているという。
そうだ、丸栄といえば、たっぷりのラードで、フライパンで揚げる。なるほど。謎が解けた。
そして夢に出るほど美味いものは、
旨味と香りだけでなく、見た目がいい。
ビジュアルで記憶に刻まれる。
だから夢に出るのかもしれない。
ちなみに店名のOとSはシェフ2名の頭文字。
Oは、この店の監修をしている六本木ラ・ブリアンツァ奥野シェフのO。
Sはブリアンツァで奥野シェフの右腕だった下窪シェフのS。
奥野イズムも受け継ぎながら、下窪シェフの新しさも。
1階にはカウンターとテーブル。
2階もある。
デートや合コンにおすすめ。

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