赤坂で仕事を終えた21時。後輩に「美味しい餃子を食べたいです」と言われ、浮かんだのは恵比寿「安兵衛」と、赤坂「みんみん」。電話すると、ともに満席。安兵衛はこの時間でも1時間以上の待ちだそうだ。相変わらず人気すごいな。テキトーな餃子でお茶を濁したくない。とはいえ鈴木砂羽さんがdancyuで推してた「てんほう」は千歳烏山だから遠いし。餃子は諦めようか、と思ったその時、ふと浮かんだ、5時までやってる美味しい中華、52。ここの餃子も美味い。電話すると、席、取れた。着くとほぼ満席。いつでも入れて、行くとガラガラの店はテンション下がる。その点この店は、この時間でも次から次へとお客さんが来る。思えばいつも行くと混んでて活気がありながら、行きたいと思ったときに入れる、つまり相性の良い店だ。そんな52。六本木の路地裏の見つけにくい場所。ただ52とだけ書かれたさりげない看板。入ると長いカウンターがあり、中華にしては暗めなバーのような雰囲気。ビールとパクチーサラダ、叩ききゅうりで、まずは胃に野菜を入れる。ピータン豆腐はトマトとの酸味がいい。そして焼き餃子。これがやや大きめサイズで皮は厚手。ここから僕の餃子の食べ方を後輩に見せる。ワインが、泡、白、赤と少しずつ濃く重くしていくように、餃子もまずはそのまま何もつけず。うーん、皮モチモチ、肉汁がまるでシャンパンファイトのように吹き出すのを楽しむ。肉の粗挽き感もいい。続いて酢を小皿に。白ワインのように、餃子のフレッシュ感と酢の酸味の相性を楽しむ。さらに小皿に醤油を足して、赤ワインのような濃厚さを楽しむ。ふた口目はさらに辣油を垂らして、フルボディ感を楽しむ。そんな焼き餃子もめちゃくちゃ美味しいのだが、これを超えると後輩も感動してたのが、水餃子。もやしと、担々麺の芝麻醤にも似た甘く香ばしいタレがかかってる。八角やザラメも香るこのタレが、皿を舐めたくなる美味さ。我々が知る水餃子の美味さの想像を超える。さらに黒酢酢豚や、青菜と木耳の卵炒めなどを食べ、〆は担々麺。2つにとりわけてもらうとちょうど良いハーフポーション。辛さがマイルドで癖になる香り。一軒目でもいいが、〆に担々麺だけ食べに来るのも良い。だが他も美味そうで、ついつい食べてしまうのだが。お値段も手頃。一人飯やデート、合コンにオススメ。
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