インドネシア・バリ島、タバナン県にあるジャティルイの棚田は、ユネスコの世界文化遺産に登録されています。ウブド北部のホテル・アナハタvillaから車で2時間。ライス!ライス!ライステラス〜!世界遺産の用水わんこ。この日も気温はおそらく30度ごえ。気持ちよさそうに水浴びしてましたー。あ、邪魔しちゃったかな〜〜。日本の田んぼにも田の神様やお地蔵さんがいますが、バリの田んぼにも神様が祀られています。トレッキングルートが整備されていて、小1時間ぐらい散策するようになっています。わたしは時間があまりない上に写真も撮りたいわ、動画も撮りたいわで汗だくでした。45〜50分ぐらいかかりましたが、もっと長いルートもあったみたいです。ジャティルイが世界遺産になった理由は、棚田の美しさや壮大さだけではなく、この用水!スバックという水利システムが文化的遺産だとユネスコに評価されたのです。ユネスコ世界遺産登録の正式名称は、Cultural Landscape of Bali Province: the Subak Systemas a Manifestation of the Tri Hita Karana Philosophyつまり、「バリ州の文化的景観 : トリ・ヒタ・カラナの哲学を表すスバックの水利システム」というタイトルです。「トリ・ヒタ・カラナ」とは、神と人、人と人、人と自然という三者の調和を重視するバリ・ヒンドゥーの哲学。そして、スバックとは9世紀から続く水利システムで、田んぼに水を引くルールや田植えの時期などを決める共同体として、宗教観に基づいた厳重なルールがあるそう。そうした人々の信仰に由来する仕組みがこの壮大な棚田を受け継いで来た。まさに文化的価値だということです。バリにはスバックが1400とか1500あると言われています。生物多様性も育まれました。ジャティルイのかかしとわたし。「取らないで」の看板牛さん発見!田んぼの中にいくつもいくつも、牛小屋がありました。稲わらを食べさせ、牛糞は堆肥に。だいたい1頭か2頭でしたが、ここは一番多くて5頭いた。米づくりと家畜の循環は、インドネシア・バリでも結びついているのですね〜。観光客はたくさん見かけましたがほぼ欧米人。ヨーロッパとロシア、それと近いのでオーストラリアも多いそうです。女の子2人はたぶん地元っぽい。作業をしている人がいました。こちらは赤米でしょうか。ジャティルイはもともと赤米の産地なのだそう。田んぼの中にココナツの木が点在するのがバリらしい風景〜。やはり棚田だけより、多彩な植生のある方が景色として個性がでますね。ってことはあれか、日本の田んぼとココナツの共生もできるのだろうか〜〜。東北では難しいだろうけれど、西日本ならありなのかもしれない。宮崎や高知あたりは道ばたでも見かけますしね〜。40分ほど歩いて、そろそろメインの通りへ戻ります。竹の橋がいいですねえ。スタートしたところからは、5〜600mほど離れた別の地点へ。ゴール地点にたどりついて見つけたのは、水車!なんとハイテク水車小屋のシステムは〜〜〜〜TOYAMA CITY!!!富山市が寄贈したんでしょうかね〜。富山も大きな米どころですからね〜。世界遺産の棚田を支えているのは、同じくお米を食べる国・日本の、しかも北陸・富山!とっても嬉しくなりました。ジャティルイの棚田はデンパサールやウブドから遠いので(たぶん2時間かそれ以上)、ウブドに近いテガラランの棚田ほどたくさんのお店やレストランはありませんが、いくつかのおみやげものや、カフェ、レストランがあります。棚田の目の前のレストランでランチ〜〜♪16〜170,000ルピアぐらいだったかたしか日本円で12〜1300円でした。ビュッフェスタイルなので特別おいしいというものでもないですが、まあ、眺めがごちそうですからね〜。あ、白米以外にレッドライスがちゃんとありました!あと名前のわからない山菜が香りよくておいしかったー。それとチキンサテはもちろんのこと、フライド卵、よく見かけました。グリーンっぽいスープ、ソトアヤムもおいしかったー。棚田の散策中にすれ違った観光客は欧米人ばかりだったけど、ここで唯一、日本人を見かけました。老夫婦1組。連休に入ったらもっと増えるのかな。それはそうとドライバーさんに、この店の前で、レストランは上にあるから一人で行けと言われ、言われるままに来たけれど、下で待っているのでそのことがちょっと気になりました。バリ島の棚田で見たもの、考えたこと、またいずれ書こうと思いますが、取り急ぎは、写真のアップ〜〜。ベジアナ@ライスアナ・あゆ
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