画像: カレーツーリズム北海道 アンテプリマ アイコトマト のトマトジュース。

カレーツーリズム北海道 アンテプリマ アイコトマト のトマトジュース。

このトマトジュース、素敵でしょ。
アンテプリマのラベルがついた、しゃれた瓶のトマトジュース。
素敵なのはパッケージ周りだけではないんですよ。
これ、北海道天塩町の齋藤副町長がプレゼントしてくださったものです。
北海道から帰ってきてもブログを書いたりSNSに投稿したりで去年の北海道の旅はなかなか終わりません。終わるかと思うと北海道で出会った人や助けてくださった人たちからなにか北海道という場所のオーラとでもいうのでしょうか。そういうものをもらってはまたなにか続きが出来る。楽しいことです。
先日、北海道天塩町の齋藤副町長からメッセージが届きました。
「トマトジュース好きですか?竹之内農場のあのトマトで作ったんですよ。」
これは大変だ。あの甘い、素晴らしいトマトでトマトジュース。なんと贅沢な。ありがたく頂戴しましたよ。
早々に届いた荷物を開いて驚きました。なにを驚いたのかというと、タグに
「アンテプリマ」
の名前を見つけたから。ええ?なんでアンテプリマ!?
アンテプリマは日本人女性が手掛けるブランドとして唯一ミラノコレクションに参加、バッグやアクセサリーのブランド展開をするアトリエです。実はレストランも擁しているのはファッション通、グルメのみなさんの知るところ。「アンテプリマ カーサ・クチーナ」といいます。
代表の荻野いづみさんが実際にイタリア各地に足を運んで厳選したイタリア食材を使った料理が提供されるレストラン。そんなレストランの名前を関した天塩町のトマトを使ったトマトジュース。心から驚いちゃったわけです。
ああ、こりゃもう明らかに齋藤副町長自ら動いてのコラボだな、とすぐわかります。
しかし齋藤副町長が「竹之内さんのトマトジュースができたので送りますよ」と何気なくおっしゃったことを覚えていましたがまさかこんな奇跡的なコラボレーションだったとは。してやったりと笑う齋藤副町長の笑顔が目に浮かびました。
竹之内さんは齋藤副町長の元で天塩町役場で仕事をする真面目でいい男。
ボクが9月に北海道を半月、クルマで旅をしたその折、天塩町を訪れた時にマンツーマンでついてくださって色々な案内をしてくださった恩人です。印象深かったのが彼の実家に連れて行ってもらった体験。
農家をされているご両親はトマトを中心に栽培をしていらっしゃるんですよ。
そのハウスの中で自分で摘んで食べたトマトの甘く美味しかったことは、あれはちょっと忘れられない体験でした。本当に美味しかったので。いつまでも飽きずにぽつりぽつりとつんでは食べ、竹之内さんのお父様、お母様にお話を聞いて。得難い体験でした。
帰り際にずしっと重たい大きな袋に入ったトマトをお土産に渡してくれたお父様お母様の笑顔も同じく忘れられません。
竹之内ファームを出てからも北海道の旅を続けたのですが、数日間、助手席に置いたトマトを摘んでは食べ、食べるたびに竹之内ファームや齋藤副町長のことを思い出していました。
そんな思いでもまだ記憶に新しいタイミングでこんなプレゼントが届いたのですよ。勿体無くてしばらく我慢をしていたのだけど、どうにも体験してみたくなって、そっとひと瓶、開けることに決めました。
ひとくちめでね、目が覚めた。目が覚めた、という気分でした。甘い!これ、あの時と同じだ。いや、もっと甘いんじゃないだろうか、これは。急いでビンの裏を見ると「原材料:トマト(北海道)、食塩」とだけ、短い記載がありました。この甘みはすべてあの竹之内農場のトマトたちが蓄えたものだと言うのか。なんということだろう。とろりとする官能的な食感。なめらかでその中にやまたにを残す食感はトマトそのものなんです。
トマトが柔らかく完熟してふわりと着地、それをそのまま受け止めてビンに詰めたようなイメージでしょうか。優しく甘いのに凄みさえ感じさせます。
甘くて少し酸っぱい、まるで夢の中で甘い雲を飲んでいるような喉越し、舌触りだったんです。これにはまいった。言葉も出ないよこりゃ。
竹之内農場ではあのトマトを道外に出荷していないと聞きました。それをおそらく齋藤副町長が口説き落とし、東京でアンテプリマ カーサ・クチーナに出向いて繋げたのだろうねえ。すごいことだよこれは。
食は食材に大事な部分が大きくあると思います。しかし料理人の情熱や、企画、流通に関わる人たちの技術やノウハウ
なによりも人との繋がりがなければ形にならないし、本当の昇華はないだろうというのも事実です。この瓶の中にはそのどれもがあると感じます。とんでもない体験をしたなあ。
タイムマシンのような、ワームホール航行のような、時間も空間も超えられる体験が、食というものにはあるのだと確信できました。
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