「蕃 YORONIKU」と書いて「えびす・よろにく」と読む。ご存知、あの「よろにく」の、恵比寿に半年前オープンした、焼肉業界、グルメ業界注目の新店舗。オーナーのヴァンさんについてもらい、こだわりの手法で目の前で焼いてもらうのが最高だ。前菜はユッケをバケットに乗せて。そして肉はタン塩からスタート。このタン、一番やわらかくて贅沢な部位、タン元なのだが、カットの仕方、焼き方、食べる時のつまみ方、全てヴァンさんのこだわりのやり方に従って食べる。と、今まで食べたことのない、実に妖艶な口当たりで感動する。さらに薄切りでも登場、塩こぶでいただくと、これまた違うタン塩に。ツチノコも美味い。カイノミという赤身肉は、塊ごとじんわり焼き、カットすると、まるでステーキのよう。さらにシンシン。関東ではシンシン、関西ではマルシン。実は、もも部位のシンタマという部位の芯だからシンシン。少ししかとれない希少部位なのだが、これがトロけるラストに差し掛かる前に、パンが出てきて、きつね色になるまで軽く網焼きしてくれる。このパンが、連日、行列ができる、銀座「セントル・ザ・ベーカリー」の最高のパン。これで挟む、シャトーブリアンのカツサンド。甘辛いオリジナルソースを塗って、挟んでシャクっといくと、完全にやられる。僕にとって、47年の人生で、世界一美味い焼肉は、間違いなく、この日ここで食べたこの特別メニュー。トリュフを卵にまぜて、泡立つまでぐるぐる混ぜる。シルクロースのソースとして食べた後、余ったこの卵黄トリュフにご飯を投入。最高のトリュフ卵かけごはんのような、リゾットのような。美味くて震えました。美味いの向こう側を噛み締めると、歯の奥、脳までもがぷるぷるします。ラストは素麺、デザートはかき氷(写真下)で〆る。
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