画像: カレーですよ4363(稲毛 カレーレストラン シバ)味の振れ幅と心の振れ幅。

カレーですよ4363(稲毛 カレーレストラン シバ)味の振れ幅と心の振れ幅。

ちょいと千葉で用事です。
14号、357号。船橋があって、検見川があって、稲毛がある。さあ、今日はどこによるべきか。
カレーですよ。
熟考ののち、久しぶりに柴崎シェフの料理を、と決めました。大神宮前ならサールナート、検見川でシタール、そして稲毛。
「カレーレストラン シバ」
迷うんだよね。いつも迷う。
そして3つのお店、どこも盛況で並ぶことも多いです。それでも行きたい京葉道路ラインに並ぶいいお店。この日は柴崎シェフのところに行くことに決めました。
ついてみれば、うむ、やっぱりお店は満席、盛況です。幸い5分と待たずに席につけました。
ホールはどんどん回転しており席が空く暇がない感があります。13時すぎてましたがその勢いは衰えないんですよ。大した人気だなあ。
そんな大忙しの中、笑顔を向けてくれておしゃべりをしてくれる柴崎シェフ。恐縮しつつお薦めをうかがいました。
「季節で変わるお肉のターリ」の「ジンジャーキーマ」(冬のNew バージョン 茨城産赤鶏のキーマ)、それと辛く仕上げた「マトン」の二つのリコメンドがきましたよ。気になった
「ジンジャーキーマ」
をお願いしてみました。「冷製レバーマサラ」も是非、とのことでこちらも迷わず注文。
さて、楽しみだ。
お客さんを見ているとけっこうお年を召した方も多くて面白い。
スパイス料理がこれだけ普及した、とも取れるし高齢者の方々が世の中の食文化の変遷の流れとともにここまでの人生でスパイス料理に慣れた、という両方の面があると思います。
お、料理が来たよ。
まず来たのが追加で頼んだ冷製レバーマサラ。
これがかなりおもしろくて、かつ賛否が分かれるであろうものなんです。国産鶏のレバーを濃厚なマスタードソースで和えたという説明がありました。
ケララスタイルということで、聞けば大森のケララの風IIの沼尻シェフからアイディアを授かったのだとか。苦味がかなり強くレバーの香りとともに印象に残り忘れがたい味です。
チョコレートの苦味と同じ向きを向いた苦味は嫌なものではなく、ワインが強く欲しくなるような一品で、カレーと共に口に入れるとおもしろい化学変化が生まれます。試してみるとカレーの味を全く損ねずに苦味のいい要素だけが自然に馴染んで新しい味となり、凄味を感じますね。塩のエッジを効かせればもっとわかりやすい味になるのでしょうけれど、それではつまらないとも思います。そういう意図が見える感じ。大人の肴として覚えておくべき逸品だよこれは。
カレーも到着。
このノンベジターリにはジンジャーキーマ、定番のベジタブルカレー、ダールスープにコビタルカリ、ライスと自家製ダヒがつきます。
ダールスープはほぼそのままポタージュスープと言えるもので、優しく、甘く、滋味深い幸せスープ。豆の香りがホッとさせてくれて、気持ちを穏やかにしてくれます。
これはいくらでも飲めるいいもの。
ベジタブルカレーは、これぞ柴崎節の定番味。イタリアンという言葉が頭をよぎるトマト感。そのままパスタソースに持っていってなんら違和感ない、でもどこかからスパイスがやってくる繊細なこの楽しさ。しかしそのスパイス感は他のものを口に入れると途端にどこかに消えてしまい、探しても見つからないという不思議なカレーです。カレーという簡単な区分けでは片付けられないよなあ、と食べるたびに思うんです。
ジンジャーキーマ、これは脱帽!の美味しさです。ごぼうとクルミの食感が楽しくて、鼻から抜ける鮮烈なスパイス使いの中からきちんとごぼうとクルミの味が浮かび上がるすごいやつ。ソースの舌にざらりとくる食感とひき肉の粒子感に大いに手応えを感じて強い刺激にワクワクしてしまいます。スパイスを口いっぱい頬張る感覚で、これはもう圧倒されます。すぐにもう一度食べたくなる中毒性が危険なひと皿でした。
コビタルカリもいいんですよ。サブジだったりポリヤルだったり、野菜の蒸し煮、炒め煮の類は良いよねえ。野菜の中にキノコが入る面白さがまたよいです。食感がぐっと趣向を変えてやってくるのが優しい味の中でより楽しさを感じる。というわけです。野菜の旨味と甘味をぐいぐい引っ張り出して、お惣菜として優秀な一品。おいしくてもったいなくてカレーに混ぜるのをはばかられるんだけど、まぜるとやっぱりおいしいんだよ。
ナスの酸っぱいピックルも上出来で言うことがないんです。
柴崎シェフが旬のミニサンバルをプレゼントしてくれました。
ちょっとたべたことのない味の調整で、おっと思わされます。野菜の甘みが強いんですがスパイス使いで辛さ方面に持っていってあります。そこに柚子の香りを乗せていて、加えて酸味もありそれが不思議な表情を作っているのです。柑橘香るサンバルとは恐れ入った。これは食べたことなかったなあ。
ターリとしてきちんとまとまっているんですが、それよりも味の振り幅の広さに引っ張り回される感じが楽しくて仕方がないランチでした。
この感覚はなんだろう。似た感じを覚えたものがあるよ。
ああ、思い出した。あれだ、ジャズのアルバムでなんだか一曲の演奏時間がやたら長いやつがあったんだけど、なんだったか。バンドメンバーが全員ヤクザでオレがオレがと我先にステージのセンターを取り合うようにインプロビゼーションをかましてくるやつ。しかしきちんと一曲としてのまとまりを感じるんですよね。ジャズってのは不思議な音楽だなあ、という印象でした。あれはメンバー全員のお腹のなかにきちんと共通項があるからこその完成度なのでしょう。それにとてもよく似ている気がします。柴崎シェフのセンスと腕前をこれでもかと見せつけられた感があるひとときでした。
最近では「レストランは味3割。あとの7割は店の空気。店の従業員とお客が時間をかけて作り出した空気が大事」などと嘯くボクなのですが、久しぶりに味で振り回され、心動かされた1時間だったな。ちょっと忘れがたい体験です。
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