何度も行っているのにここのお寺には入っていない...。スルーしてたお寺、でも銀山の近くには山ほどあることもわかった。今回はガイドさん付で石見銀山を回りました。以前本を書いたときに「銀山街道」について電話で質問させてもらったガイドの会の方でした!石見銀山はガイドの方がいると全然違いますね~。今度からは絶対にガイドしてもらおう。色々と新しい発見あるし、いいお話いっぱい聞けたから。さて最初は「城上神社」から。雨でしてねー。立派な拝殿でした。亀戸天満宮と同じ形らしいですよ!本殿は大社造。大事なのは拝殿の中!「鳴き龍」がいました。柏手を打つとキンキンと響きます。これは叩いている人にしか聞こえず、まわりで聞いていてもわかりません。いつもながらもスポットから写真を撮るのですが、ここで左中央に見える蔵。ここにすんごい鏝絵があったのです。知らんかったなぁ~経典をしまっておく場所なんですって。だからこんな鏝絵も。すばらしいなぁ石見銀山は結構歩くので足元はしっかりしておいた方がいいです。何度も歩いているのですが、よくもこんな長い距離古いものが残っていたものだなぁと思います。街並みに合わないと思われるものは景観に配慮して木の柵や箱で覆ってあります。ポストも木製。こういったところは個人的な負担で行われているのだとか。有名なのはこちらですね。ランチはCafe住留(じゅーる)。ここ、以前友達ともお茶しに入ったことあるんですが、落ち着き方がすごい。いい雰囲気のカフェです。ランチは要予約のセット。鶏肉は梅みそで焼いてありましたが、この周辺は梅の産地。銀山で働く鉱夫たちの薬にもなっていたのだとか。それにしてもガイドの方はすごいこと知ってる。この写真の、小さな白い花なのですが。銀が創出される場所にだけ咲く花なんですって!鉱脈に近づいてくればくるほど、このお花がちらちらっと見えるようになる。だんだん鉱脈を掘った穴=間歩(まぶ)も増えてきました。ほとんどが立ち入り禁止になっています。雨でしたけど緑も深くて、むしろ暑くなくてよかったです。到着ー!銀の鉱脈は魚の骨のようになっている。まず背骨を見つけ、そこを見つけたら小骨方向に掘っていく。真っ暗な鉱道。後ろにお客さんがいたら急かされてゆっくり見れません。だからさっさと通り過ぎ、どんなものかもわからないままに「世界遺産見学終了ー!」ってなってるんですよね。ここは、ガイドがいないと入れないスタイルに変えた方がいいと思いますね。話を聞くとほんとにすごいことがわかるから。たくさんの鉱夫が30代で亡くなりながら世界へ排出される銀を取っていたわけです。その銀を求めて日本へ来たヨーロッパ人が日本に伝えた様々な文化があって、日本の国は今があるわけなので、本当に大事な史跡なんですよ。ちょっと厳しい言い方なんですけれど、「つまらなかった」という感想を持った人は単に勉強不足だし準備不足だし、見るところや感じるところが違うだけなのです。ここはただの観光スポットではないのです。鉱山なのに緑も残り、自然と人が一緒に住まい、現代にもそこで暮らしている人たちがいるという世界的にも稀有な場所なのです。今年で世界遺産になって10周年。地元の人たちがこの街を愛していて素晴らしいなと思う。帰りはトレッキングしながら帰りました。---
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