画像: カレーですよ2365(大月 和風カレー さや)祭りのあと。

カレーですよ2365(大月 和風カレー さや)祭りのあと。

なんとなくクルマで出かけます。それでよく関東のはじっこに居たりします。
いろいろ繊細な感情を得られることがあって、やめられない。
カレーですよ。
クルマで走るのが好きで、よく関東甲信越の色々な場所を訪れます。訪れる、なんていってもほとんど通り過ぎるばかり。クルマを運転してここではないどうかに行くのが好きなんです。ついた場所での滞在時間はわずかなもの。運転が一番好きでついた場所は二番目になりがちです。でも、知らない土地に降り立つのはやっぱり好きで。
この日はたしか富士五湖をすこしまわってその帰り道、御殿場辺りから甲州街道へ上がってきて大月市。そろそろ19時を回った頃でした。
おやおや、駅のそばでクルマが渋滞している。こんなこと滅多にないぞ。
なんだろう、と思うとどうやら秋のお祭りの様子。出店が並び、参道には人があふれています。なんとなくそのお祭りの人混みににそっと身を置いてみよう、なんて思い立ちます。駐車場をさがしてクルマをおいて。カメラひとつだけ持ってお祭りの人の流れに乗ります。
浴衣の中学生、おまわりさんの交通整理、地元の威勢のいいお兄ちゃんたち、粋がった高校生達、飲んで楽しそうな地元のおかあさん方。そばの学校の校庭は開放され、学園祭風のステージが組まれて真面目そうな若者数人がギターをかき鳴らし、それをまばらなお客が眺めています。
いかにもニッポンの、いかにも地方の都市の夏の終わりのお祭り。郷愁、儚ささえ感じられる空気がそこここにふんわりとあって、こういう光景が日本の色々な場所で同じような空気をまとい、行われているんだろうなあ、と想像します。
ふとカレーのにおいがして、そちらを見てみると、
「和風カレー さや」
という看板が。
お店の前の数台止められる駐車場には仮の長テーブルが出されていて地元の叔父さんがお酒を聞こし召していい感じになっています。よし、そのカレーどんぶり、もらってみよう。
お願いして、外の席に着いて見るともなく祭りの賑わいをみていると、なぜだかわからないですが胸が締め付けられるような郷愁を感じます。なんでだろうね。きっと夏の終わりにこういう淡くて儚いものをみているからなんだろうね。でも、おなかはすくんだよね。
さて、やってきた
「カレー丼」
見事なまでのカレーうどんのだしの味でたいへん和みます。素直にとてもおいしい。
ここのおかあさんが大きプラスチックの瓶を持ってきてくれて「これは揚げ玉。よく合うから好きに使ってね」といってくれます。なるほど、このお店はほんとうはきっとカレーうどんが売りなんだね。
日本の、地方都市の小さなお祭りの夜にふさわしい味です。
もう知らぬ間に21時を越えたようです。おまわりさんがマイクでお祭りの終了と屋台の営業を止めるよう言ってまわっています。それでも人々の流れは途切れる様子がありません。短かった夏を惜しむように行き交っています。
縁日を眺めながら楽しい夕食。
こういう場所にふさわしい味だったな。

rdsig.yahoo.co.jp

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