画像: カレーですよ2349(勝田台 葉菜)旅で得たものと野菜の料理。

カレーですよ2349(勝田台 葉菜)旅で得たものと野菜の料理。

なんとなくやってきた仙台の「あちゃーる」で、なんとなく帰るわけです。ぶらぶら帰ります。ちょっと途中でクルマの中で寝たり、休み休み戻ります。ああ、これが昼間だったらいろんなカレー屋さんに立ち寄りながら帰るんだけどなあ。
カレーですよ。
ぼやいたって仕方がないのでクルマを走らせます。行きは4号を那須塩原まで下道、その後高速道路でした。帰りはえーと、じゃああれだ、海沿いだ。せっかくだから違う道で帰ろう。それでちょっと色々と考え込んでしまうことになるとはこの時点では思っていませんでした。
国道6号。うちの近所にだって通ってます。金町とかあそこらへんいくときゃあ使うしね。
うっかりしていたのはその6号線というのはうちの近所も通っているけれど、南相馬市も通っている、ということ。思った以上に何も変わっていなかったんですよ。堪えました。
東日本大震災。あの地震、津波からはや5年が過ぎました。5年も経ったのですよ、もう。
正直に告白しますが、忘れていました。いや、忘れるなんてできません。もちろん覚えているし今でも胸が痛みます。がこんな状況の2016年なのだとは思わなかった。
深夜の国道6号線。途中で気がつきました。仙台から大洗を経て東京へ。それはつまり津波被害のあった場所全てを通ることになる、福島第一原発の真横を通ることになる、ということ。いろいろな思いが渦を巻きます。タクシーの運転手さんがずぶ濡れの女性を海岸近くの国道で乗せる話を何かで読みました。でも、恐ろしい、恐怖、という感はありますが、かわいそうなのだから乗せてあげたいという気持ちもあったり。
気づくと道には国土交通省が取り付けたのでしょう。道路標識や信号を取り付ける道をまたいだ柱の上に線量計が付いており、稼働しています。慣れぬボクにはその数値の意味するところがわかりません。他の道路標識に混じって「ここより津波被害により浸水した地域」しばらく行くと「ここまで津波被害により浸水した地域」の看板。6号線は海岸沿いにアップダウンしながら通っています。クルマが坂を降りてゆくとそこは一度海に沈んだ場所。坂の一番上は海に沈まず、でもそのうねりに周りを取り囲まれた場所。恐ろしくてステアリングを握る手にべったりと汗をかいていました。福島第一原発の手前にはスクリーンング施設が未だあり、東京へ向かう道の左へ折れる路地への入り口はことごとく塞がれていました。
区間の75キロの間には「ここより帰宅困難地区。二輪車、歩行者通行禁止 車両の停車禁止」という看板も。いたたまれない気持ちになりました。国道沿いは照明も少なく、ヘッドライトに浮かび上がるのは営業停止を余儀なくされたドラッグストアや紳士服店、スーパーマーケットなどが駐車場の背の高い雑草の奥に見え隠れします。心から思ったのは「先にやることがあるだろう」ということ。オリンピックと日々のことばかりをやってる場合じゃないんじゃないかと心から思いました。
ずいぶん色々と考えさせられましたよ。このあいだ行った熊本もそうですが、実際に自分のみでみるというのは本当に、そこになんの説明があるわけではないのに、なにをするべきなのがわかるんですよ。優先順位がわかる。現地に行く、はまったく無力なこのボクにさえ価値があることとなりました。
そんなきつい一夜を過ごし、とはいえ自分にとっては物事を考えるすごく大事な時間になって。東海村あたりで朝の渋滞に当たったのも印象を深くしました。
うーん、お腹がすいてきた。そうだ、このコース。あそこに寄ろう。勝田台。
「葉菜」
の吉田さんにごはんを食べさせてもらって帰ろう。
お店にお邪魔するのは随分久しぶりになってしまったなあ。
近所の駐車場にクルマを置いて扉を開いてみると。おやおやおや。こりゃあ戦場。お客さん、満員です。そっと席についておとなしくしていましょう。落ち着いたところで注文です。
「ベジミールス」
に決めていましたよ。このお店では野菜料理を選ぶことに意味があります。何しろ店主自らが畑やっててそこの野菜を使うのですからね。野菜食べねば!
とはいえスペシャルメイドのミールスは吉田さんのお気遣いで少しプラスアルファのカレーが載って出てきました。ありゃ、すみません!味見させてもらいますね。
ナスとジャガイモのタマリンドカレー、ほんの少しフレイバーやスパイスの構成を変えればイタリアンで通用するんじゃないか、と楽しくなっちゃったバランスです。こりゃあおいしい、おもしろい。
質の良いイタリアンとサウスインディアナフードは共通する部分が多いように感じます。イタリアンを食べ慣れたスペシャリストを連れてきてみたいなあ。どういう感想をもらえるかしら。ジャガイモの味わいと食感は印象的だったですね。それと玉ねぎが大きめに切っってありそのくたっとした食感と甘みがうれしかった。うーん、好きな感じ。
グリーンカレーと銘打ったカレーはココナツミルク仕立てです。コリアンダーが強くて気持ちいい抜け感ある良カレーです。チキンがメインの具材のはずなんですが、それ以上にしめじが存在感を持つのが吉田シェフらしいなあ。お肉もいいけど野菜はすごいね。
冬瓜のサンバルはやんわりした味の懐深い野菜の力が強いものです。
トマトチャトニはナッツが強く香る香ばしいものでとても好み。これ、うまい!チャトニですが、パンにペースとしたり野菜をディップするのにも良さそう。これなんかもちょっとだけイタリア料理を思い起こさせるものでした。
ラッサムはこれは吉田式、と言ってもいいものです。香ばしさと苦味を切れ味に持っていくという感じかな。テンパリングで香ばしく生まれ変わったスパイスの香りと苦味、とてもいいんです。いやあ、もうなんか、思い知った。吉田シェフの腕とセンスををこれでもかと思い知るひととき。たまらんなあ。
良い野菜チャージができました。
強く印象に残るものをみてしまい、うろうろしてしまっていた自分の心がいいもの、自然のものを食べていつもの位置に戻してもらうことが出来ました。
とはいえ土地とリンクする野菜や畜産物。それと平行していつもセットで横にある自然災害と人災。いろいろな要素がたっぷりでちょっとまだ消化できずにいます。
おなかのほうは繊維たっぷり、消化は順調です。
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