画像: 肉山(吉祥寺)

肉山(吉祥寺)

グルメ好きの間では有名だが、「肉山登山」という言葉がある。
予約が超困難。
僕の場合、今回の予約をしたのは去年の11月。
つまり半年待たなくては、たどり着けない。
肉が旨い上に、値段もお任せで1人5千円とリーズナブル。
都内有数の人気店で、そこに入店することは、まるで登山のように困難。
そういった意味から、肉山入店を、肉山登山と、人はそう呼ぶ。
そして、店の場所。
吉祥寺という、都心に住むものからしたら、遥か遠く。
めったに行かない場所。
店にたどりつくと、階段1階分の“登山”があるのはいいとして(笑)
今回2度目で初めてのカウンター席。
席に着くと、
すでにトマトとキムチと、薬味が3種類セットされている。
フィンガーボールは最初の料理のため。
そう、まずはカニのケジャンが登場し、しゃぶりつく。
歯で骨をガリガリと砕きながら、身を吸い出す感じ。
これで身も心も一気に野生化させてくれる。
“登山”の始まりだ。
続いて、エリンギのホイル焼き、バジル入りソーセージ。
蒸し豚ロースは、絶妙な火入れ具合で、
これに、3種類の薬味をつけていく。
つぶマスタードは、タスマニア産。
ヤンニョムは店の方の身内のお手製。オモニの香り。
柚子胡椒もとっても旨い。
巷の焼肉屋と違い、ここは全て焼いて出てくるので、
焼き過ぎ、焼き不足などの失敗がない。
巷の焼肉屋は、客の焼き方次第で味を大きく左右するのに比べ、
この店にはそれがない。
それが肉山登山の“遭難”なき所以だろう。
肉本来の味を、そのまま味わいつつ、
時折、3種類の薬味で、景色を変えていく。
オーストラリアの景色、
韓国の景色、
九州の景色、
自分なりに眼下に広がる景色を変えていくのが、肉山登山の醍醐味だ。
熊本あか牛のイチボは、旨いだけじゃない。
歯ごたえがいい。
脂だらけの柔らかい肉より、
こういった、歯でガシガシして旨みが出てくる肉こそ本当の肉なんだを
教えてくれる。
肉を食って野生になりながら“登山”は続く。
アスパラ焼きが出てきて、ほっとする。
軽く休憩。
この登山、いま何合目なんだろうな。
そう思っていたら、間髪入れずにカツを入れられる(笑)。
牛と豚、2種類のカツだ。
細かめのパン粉でからりと揚がり、いい感じのソースが
既にかけられている。
どこか懐かしいトンカツでありながら、しっとり感が肉を知る肉山らしい。
牛かつはレアな火入れで、巷でブームのレア牛かつを彷彿とさせるが、
ブームにびくともしない貫禄がある。
タレでいただく馬肉のヒレは、熊本は阿蘇産だという。
こうして熊本の旨いお肉が、今も東京でいただけるのは幸せなことだ。
そんな阿蘇山の景色も少しだけ見せてくれながら、
ともさんかくを、わさびで。
いい感じでお腹が満たされ、いよいよ9号目というあたりで、
カレーが登場。
半年前の予約をはじめ、あらゆる困難が、カレーをより美味しくさせるのは、
富士山頂で食べたカレーに似ている。
肉山登山のゴールのカレー。
食べきれなくて、残したカツを一切れ、ここに入れてカツカレーにしてみると、
さらに旨い。
ともさんかくも、一切れ。
旨い肉と、旨いカレーを勝手に合わせながら登頂成功。
このカレー、なんだか、磯の香りがする。
聞けば、最初に食べたケジャンの、蟹だしだそう。
なるほど。こうして、さりげなくスタート地点に“下山”している。
そんな肉山登山であった。
デートや合コン、ファミリーにおすすめ。
但し、予約は半年以上先になる。
その行動が、最初の入山とも言える(笑)

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