画像: 近江ちゃんぽん亭(滋賀県彦根市)

近江ちゃんぽん亭(滋賀県彦根市)

「近江ちゃんぽん」をご存知か?
グルメ仲間の情報によると、何やら関西中心にジワジワ来ているという。
「長崎ちゃんぽん」なら知っているが、「近江ちゃんぽん」とは何なのか?
「長崎ちゃんぽん」は中華をルーツとしていて、
白濁した豚骨系スープに、コシのある太い麺(ちゃんぽん麺)が泳ぎ、
具材としては、豚肉や野菜以外に、
エビ・イカ・アサリなどの魚介類と蒲鉾などの練り物が浮かぶ。
そんな「長崎ちゃんぽん」とは、
麺も具もスープも一線を画するという「近江ちゃんぽん」が気になる。
「ダシ」と「麺」という食材......。
今回は、「たべあるキング」の食材探求プロジェクトの一環として、
近江ちゃんぽんの「ダシと麺」を探るツアーに、僕も参加することに。
やってきたのは滋賀県彦根市。
メンバーはたべあるキングのフォーリンデブはっしーをはじめ、Jaffaさんらチーム小麦。
タクシーで「近江ちゃんぽん亭まで」と告げると、
地元では超メジャーなお店のようで、道の説明は不要。
「私も大好きですよ。しょっちゅう行ってます」と笑顔。
近道までして向かってくれる。
社長にお話しを伺い、製麺工場を見学させてもらう。
麺へのこだわりに驚く。
まず、長崎の「ちゃんぽん麺」と比べ、細い。
麺職人が、その日の温度と湿度によって加水率も調整。
熟成庫で、厳重な温度と湿度の中、数日熟成させて寝かせることで、麺がうまくなるという。
いよいよ、その店内へ。
ランチ時、広い店内は、地元の人たちでほぼ満席だ。
我々もあれこれ注文。
お目当ての「近江ちゃんぽん」が登場(写真)。
具材は、一見、長崎のそれと似てるようにも思えるが、
よく見れば、長崎のような魚介類は乗らず野菜たっぷり。
地元産のキャベツやもやし、人参など。
そして「スープ」。
すくい上げると、きらきら黄金色に輝き澄んでいて、
確かに長崎の白濁系とは違う。
和風だしのいい香り。
そう、ここは京都に近い滋賀県、関西だし文化圏。
関西は軟水で、昆布の旨味成分を効率よく抽出されるのに対し、
関東の硬水は旨味成分が出にくいため、
醤油を足し、黒くなるという。
この中太の熟成麺と淡麗系のダシこそが「近江ちゃんぽん」の最大の特徴で、
スープに雑味が出ないよう最良の温度でダシを引くそうだ。
まずはスープを一口。
うん、関西らしい、カツオと昆布の上品な風味。
このあっさり系スープだからこその中太熟成麺が、実に合う。
長崎ちゃんぽんは、中華鍋で強い火力でガシガシ具材を炒めるのに対し、
こちらは炒めず、手鍋でしっとり火を入れるため、野菜香るこの風味に仕上がるのだろう。
周りの客を見ると、みんな酢を大量にかけている。
そして、酢の容器がめちゃくちゃデカイことに驚く。
酢をたっぷりかけて、さらに食が進む。
ヘルシーで美味い。
大盛りでもペロリとイケてしまうとはそういうことか。
そんな近江ちゃんぽんのルーツ「近江ちゃんぽん亭」。
その歴史は古く、発祥は1963年、彦根駅前の「麺類をかべ」。
(今も駅前本店には、その看板が記念に掲げられている)
当時その店は、うどん・そばを扱う店だった。
ある日、うどんスープに、中華麺を入れた野菜ラーメンを作ってみたら、
これが美味しくて人気に。
それが「近江ちゃんぽん」誕生のキッカケのようだ。
タクシーの運転手さんも言っていた。
子供のころから「をかべ」のちゃんぽんに親しんできて、
高校時代には学校帰りのおやつも近江ちゃんぽんだったのだと。
意外な発見の多かった近江ちゃんぽんツアー。
今回取材した「近江ちゃんぽん亭」山本社長から最新情報が!
6月17日に水道橋店が、7月7日に銀座店がオープンするとのこと。
これは楽しみだ。
(酢がデカイ)

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