画像: カレーですよ2283(我孫子 リバーサイド)OLDIES BUT GOODIES .

カレーですよ2283(我孫子 リバーサイド)OLDIES BUT GOODIES .

ロックンロール。
矢沢永吉とかクールスとか。柳ジョージとか。
日本のロックやブルースは大人になってから聴くようになりました。
カレーですよ。
柏に用事でおりました。
セブンパーク柏、セブンアンドアイホールディングスの新業態の一号店です。
いわゆる郊外型大規模ショッピングモールで、4月の終わり、ゴールデンウィークに合わせてのグランドオープン、そのGWラスト2日間、たべあるキングの仲間、jaffaさんが企画、開催するイベントがありました。
とびきりのナポリピッツァのピッツェリアを何店も集めてのBuono!なイベント。とても楽しかった。彼のナポリピッツァに対する情熱と真摯な態度がこういうイベントに日本最高クラス、世界チャンピオンクラスのピッツァ職人を集めることができるのだなあ、と感激。
こういうイベントでいつも顔を合わせる友人たちや美女たちにも会えて、楽しい時間を過ごしました。
さて帰り道。
なんとなくそのまま東京方面にハンドルを向けるのがいやでぶらぶらと田んぼのあぜ道をカエルの大合唱を聞きながら走りました。カエル、すごいなあ。そうか、春だもんねえ。
川沿い、橋のたもとに小さな明かりを見つけました。懐かしい、喫茶店や小さなレストランに使われるのが流行った、山小屋風の建物。おや、ちょっと面白そうだ。クルマも店の前に置けそうだし、ちょいと寄ってみよう。
「リバーサイド」
扉をあけると昔の喫茶店風の雰囲気の店内。
カウンターにはご店主と奥さまでしょうか。感じのよいお二人がにこやかに迎えてくれました。カウンターに腰掛けてメニューを拝見。おやおや、なんだか面白いぞ。普通の名前のメニュー、例えばミートソースとかカレーライスとか。そういうメニューもちゃんとあるんだけど、なんか〇〇ちゃんスペシャルってのがいっぱいあって気になるぞ。
「いちごちゃんスペシャル」「サリーちゃんスペシャル」「デビちゃんスペシャル」あれれ、なんか〇〇ちゃんスペシャル以外に「印西町役場スペシャル」「布佐駅前交番スペシャル」ってなんだこれわからない。聞いてみるとこれ、常連さんのための組み合わせメニューらしい。でも普通のお客さんも頼めるんだって。そりゃそうだね、メニューに載っていて、ボクにも見せてくれているわけだものね。
「葵さんスペシャル3番 ミートカレースパゲッティ」
を注文。
ひと息ついて店の中を見渡してみると。
ありゃここは。
なにもかもが圧倒的な店なのですよ。まずその空気感。
隣のおじさんのお客さん、カウンターの中の奥様になにかごにょごにょっと言ってます。するとジッポオイルの缶が普通にカウンターの中からそのお客に手渡され、彼のライターのオイルタンクに注がれていく。紫煙が流れ、とても2016年とは思えぬ雰囲気が醸し出されているんです。初老のマスターはゴマ塩のリーゼント。若い頃きっちり面白いことをやってたんだろうなあ、というのがわかる風貌で、かっこいい。
天井のポスターはジェームスディーンにクールス、ビートルズ。ドックオブザベイとか古いロカビリーやビーチボーイズなんかが流れてて。隣の常連は筑波サーキットでクルマを潰した自慢話。
いったいここは西暦何年のどこにある場所なんだ?少々混乱しながらも、どうやらとにかくオールウェイズロックンロールな場所だと認識。まったくシビれるこの空気、なわけですよ。ほぼ常連のみの日曜の夜。流れ者のボクは知らぬ間に常連だけで満席になった店内の、カウンターの端っこで黙ってカレースパゲッティをすすります。食べたら早々そっと席を立とう。そう決めました。こういうのもまあ、悪くない。うん、まったく悪くないな。
そんなことを常連さんの会話を聞くとも無しに聞きながら考えていました。本当に心から苦手なタバコの煙もこの店の成り立ちを想像すればボクが他所者、我慢もできるってもんです。
料理、出てきました。えっ、、、、
ものすごい大盛りのやつが出てきました。ええっ?でも、このものすごいお皿の大きさ、その上にそびえ立つスパゲッティと肉の山を見ても誰もなんとも言わず驚きもしません。ほら、写真の奥にちらりと写るタバスコの瓶を見てください。
それでね、おかしくない?このでかい皿にごはんがついてくるおかしくない?もう、笑いがこみ上げてきます。
そうか、ここはこういうお店なんだな。常連さんの名前のついたデカ盛りのメニュー。マスターの愛が感じられるよなあ。
よし、いいところを見せてやる!なぞ生意気なことは言わないけれど、残して常連さんにチキン呼ばわりされぬように涼しい顔で食いきってやろうじゃないか。
葵さんスペシャル3番 ミートカレースパゲッティの正体は、山盛りの生姜焼きが載った、スパゲッティーのミートソースとカレーの同時がけ、の模様です。よし、いくぞっ!
あ!これおいしいな。どう見たって楽々、とはいきませんが、おいしいから食べ切ることが出来るかもしれないと思いました。
ミートソースはちょっと缶詰で売ってるあの感じのクセ(好きな方の)に似た感じあるのでうれしい。好きですこの味。カレーもクセなく悪くないですよ。何よりその二つをグチャ混ぜにして頬張るという面白さがあります。そういうのがすごく好きです。
生姜焼きは塩味が強くてどうにもごはんが進んでしまう。この大盛りにごはんがついてきたよおい、、、と目の前が真っ暗になってたんですが、どっこいパクパク食べてしまった。うむ~恐るべし、葵さんスペシャル。
ちょっとお腹痛くなる寸前まで追い込まれつつも完食。いやあ、すげえすげえ。オトコメシ、これはまさにオトコメシです。いいよなあ、こういうメシ。
すでに席は常連さんでいっぱいで、待ちも出てるみたい。さあ、頑張れ、たち上がれ。
お会計の時にレジで見つけたステッカー。買いました。ニヤッとしました。音楽やってる人なら、このサイズのフォーマット、正方形のステッカーはご存知のはず。
素直に思ったのは「ここの常連になりたい」という気分。いまじゃあ死に絶えた昭和マッチョな空気とロックンロールな空気が同居していて、こんな居心地のいい場所、こんな濃厚な空気感、博物館にだって見つからないはず。
個人的には2016年に奇跡的に存在するニッポンのエースカフェ(今の商業主義にまみれる前の)、もしくはアメリカングラフィティに出てきたあのダイナー。そんな気分です。
出来ればこぎたないカスタムをした単車で訪れたい。そういうお店です。
外に出てみると常連のクルマで店の前の暗がりはいっぱいになっています。こりゃあ本当に50年代のアメリカの田舎のダイナーみたいだな。見てくれじゃない。魂がそうなのだとわかります。
<追記>
後で調べたら「デカ盛りの店」でインターネット上では有名な店らしい。それはいいし、マスターも許容してるんだと思うけど、本来はそういう店じゃないと思う。変な遊び気分のデカ盛りチャレンジとかではしゃいで出かけるべき店じゃない。
そういうのが好きな人は一人で、静かにそれをやり遂げて黙って帰るのがいいと思います。ちゃんと男らしくするんだぜ。
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