画像: 「新潟・燕&弥彦ツアー 洋食器の歴史を学ぶ燕市産業史料館」

「新潟・燕&弥彦ツアー 洋食器の歴史を学ぶ燕市産業史料館」

1泊2日で新潟へ行ってきました!
佐渡に続く今年2度目の新潟。
前情報、ほとんどありません。
というか、燕市が洋食器生産において日本の90%を占めているというのは有名なお話らしいのですが、
ごめんなさい知らなかったの私だけ?
朝の東京駅新幹線は、様々な色・形の新幹線がいっぱい来てこのホームは楽しすぎる。
そして燕三条駅まで。
燕三条はちょっとレトロな昭和の雰囲気漂う駅でした。
まずは全体的な産業、工業を勉強するため燕市産業史料館へ。
一言で、こちらは素晴らしい。
近代的なものが並ぶその数の多さ。
コレクションだけでなく、本物をきちんと見ることが出来るところ、マニアックではありますが。
現代的な直線的建造物、史料館。
学芸員、齋藤優介氏の案内で早速学びの時間です。
燕が洋食器産業で盛り上がるまでには様々な加工技術の蓄積がありました。
そのスタートは「和釘」。
実際にその当時の釘が展示。
農業がしにくい湿地帯であった燕(津波目)地方では、古くから和釘生産がおこなれたのだという。
これはどの地方にも言えることですが、
農業が出来なければ別の仕事に就く、または仕事を生み出す。昔の人はそういうところから
今につながる伝統工芸品や技を作り出していたのですね。
事おこしをしまくっていたわけです。
しかし最初は手習いから始まり、優劣はあるもののある程度の職人になるまで、
食べて行くための死にもの狂いの習得であったと思うけれど、
誰しもが出来るものでもなさそうな気がするんだけど・・・。
昔の人はそんなにみんな器用だったんだろうか?この辺りは良くわからないまま。。
当時は江戸から釘職人を呼び寄せてその手法を習ったようで、
それが燕で広がりを見せ、後の金工細工発展へとつながったそうです。
燕では鉄が産出出来たわけではなく、その技術が根付いた地であったということです。
学芸員さんのお話では、山陰からも鉄が運ばれたという記録が残っているのだとか。
そして燕で作った商品は、三条商人を通して江戸や大阪へ売られていました。
キセルの製造も盛んになりました。
これも外から「キセル」の作り方を持ち込み、発展したということなのですが、
次々と習得していく燕の人々・・・。なんでこんなにも"出来ちゃう人たち"なんだろう。
釘から始まった生産工程を使い、そこに創意工夫と改善改良を加え、金工モノづくりの
あらゆる分野に転業していったわけなんだよね。
そんな燕の職人たちが実際に作業に使っていた道具も見ることが出来ます。
レプリカではありません、本物。
今でも十分使えそうだしリアリティの塊。
カンカンと鉄を打つ音が聞こえてきそうな展示でした。
こちらは鎚起銅器(ついきどうき)の展示。
後ほどしっかりと作業場も見にいくことになっていたのですが、ここでは全体的な説明。
変換しませんでしたけど、「鎚起(ついき)」。
かなづちで起こす、って書きますよね。
銅の板をかなづちで叩いて浮きだたせる、打ち出す、っていうことですね。
右下から出来上がっていく様子。
銅は打つと硬くなる性質があり、ある程度打つと火炉の中に一度銅器を入れて柔らかくし、
またそれを打つ、の繰り返しです。
銅に関しては、近くの銅山:間瀬銅山から産出されたものを使っていたとのこと。
良質の銅が採れ、そのおかげで燕の銅器作りも発展しました。
丸山コレクション 矢立煙管館。
ここには燕出身の丸山清次郎がコレクションした矢立と煙管(キセル)の壮大なるコレクションが
展示されています。
男性のたしなみであり、粋の象徴であったキセル。
チラリと見せるのがかっこよかったらしいです。
ガラスの反射、ごめんなさい。
優美ですよね、この細さ。
どれだけ芸術的なものを見て、どんな感性を磨いたら、
こんなステキなデザイン出来るのかな。
デザイン学んでいる人は、こういうの見た方がいいと思うよ。
一番気に入ったのがコレです。
革や象牙、竹や布。金具など素材違いを組み合わせた一式。
矢立(やたて)とはこちら。
携帯文房具ですね。
小さな壺に墨を入れて、ペンを持ち歩く。
これまたとても粋で面白味がありますね。
別室に様子がわかるものが展示されていました。
こういう風に使うんですね。
フタをきちんと閉め忘れたりして墨は漏れたりしなかったのか・・・とか思っちゃう(笑)
そしていよいよ!
スプーンの話。
これがわかりやすいですね。
型抜きした最初は一枚の板。
それに窪みをつけていくことでスプーンになっていくのですね。
TBSドラマ「天皇の料理番」では、燕に保存されていた実際の当時のスプーンが
撮影に使われたという。
こういうの見ると、思い出しますね。
三田のクレッセントにある、三菱財閥の岩崎家のカトラリー一式ね。
横須賀海軍に納められたカトラリーにはイカリのマーク。
プラスチック製の柄を持つスプーンフォークにはちょっとバリが残ってて、リアル。
一生分のスプーンを見た気がする!
しかしまだまだ続きます。
来世の分までスプーンを見ますよ(笑)
ほれ!
ほれ!ほれ!ほれ!
ステンドグラスのように美しい細工のスプーン。
プリカジュール(Plique a Jour)技法。まずは透かしを作っておき、
そこに様々なエナメル釉薬を入れて行く手法とのことで、世界中のコレクターの垂涎の的になっている。
金属の透かし枠に釉薬を入れて行く技は七宝とも同じだが、裏がなく色が透けるところが違う。
こちらは世界中のスプーン収集家・伊藤豊成コレクションで、国内では最もプリカジュールが
揃う展示だということです。
アール・ヌーヴォーの自然をモチーフにしたエレガントなデザインに心満たされましたー。
心満たされた後はお腹を満たしに。。。
燕の名物ラーメンを食べに行きました!
続く
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