画像: カレーですよ2167(目黒 コロンビア大使館)コロンビア全権公使がもてなしてくださいました。

カレーですよ2167(目黒 コロンビア大使館)コロンビア全権公使がもてなしてくださいました。

先日のこと。
またお呼ばれで大使館におじゃまをしました。
今回は「コロンビア大使館」です。
カレーですよ。
あれっ!「カレーですよ。」のカウントだ?あれ?
そう思った方もいらっしゃると思います。
うん、ですよねえ。南米コロンビア。カリブ海と太平洋、両方の海に面した国です。特産品としてはコーヒーが有名でファッション、繊維関係も最近めきめきとその生産量やセンスがアップしているそうです。そうそう、ヘラクレス大カブトムシ。あれってコロンビアの虫なんですよね。カッコいいよね。
えー、イメージ、カレーはなさそうですよね。うん、ボクもそう思ってたんですが。意外やその名前の料理が出てきたので紹介せねば、と。
当日、夕方からの晩餐会。そう、晩餐会なのです。着席の、大使がもてなしてくれるスタイルなわけです。インフォーマルというドレスコードに悩まされつつ(インフォーマルって取り方でいろいろニュアンス変わる気がする、、)とにかくタイとジャケットとスニーカーじゃない靴を履いてなんとかカッコをつけて。
暑い夜だったのでタクシーで乗り付けるもタクシーのドライバー、大使公邸の裏に車をつけてけっきょく汗だくになってしまいました。
さて、コロンビア大使館大使公邸。随所にクラシックな意匠が見られる大変素晴らしい場所でした。
何気なく大使館、などいう言葉を使いますが駐在大使と言うのは大変に地位の高い方が就く職業でありまして、やはりそれに見合ったインテリア、エクステリアと応接のための部屋。クラスを感じで背筋が伸びます。そういう場所に立っていられるという嬉しさも、やっぱり大きなものでした。
大使とご挨拶を交わします。緊張しておりましたが大きな笑顔と暖かい雰囲気で接してくださって大変に感激。ラウンジで参加者と談笑しているとシャンカール野口の顔が。ほっとして彼と話し込んでいるとどうやらダイニングルームに晩餐の準備ができたようです。
ホストは、駐日コロンビア全権公使アレハンドロ・ポサダ・バエナさん、全権公使がもてなしてくれるという、この日はそういうステージなのです。シェフは男女2人組の気鋭の料理人。コロンビアの首都のポゴダの人気レストランのオーナーシェフで来日中の時間を割いてこの夜の晩餐会に腕を振るってくれました。
供される料理はクラシックなものではなくモダンガストロノミーと言える内容。ただ美味しい、素晴らしい、ではなくきちんとその背骨にある文化や地域性が楽しい知識としてついてくる興味深いものでしたよ。
テーブルに案内されるとそこには金文字の自分の名前が入ったネームプレートが。これからきちんとしたもてなしを受けるのだ、というのが伝わってきます。うーん、なんともくすぐったい。
席について通訳を介しながら全権公使とシェフたちがコロンビアの地勢や歴史、食についてをわかりやすく話してくれます。
気軽に質問にも答えてくれて、まったくもって贅沢です。コロンビアは多様な民族、文化のミクスチャーがあり食材料理もしかり。これは楽しみです。
そんな話しを聞きながら飲んだのは食前酒のビーチェとヤシの実のカクテル。
サトウキビの蒸留酒で香りがよく、赤い色がきれいで口当たりがよいというちょっとしたレディキラーなお酒です。これは本当に美味しい。お代わり欲しかったけど我慢しました。
初めにクロケットが出てきました。
酸味が面白い根菜、挽肉のコロッケです。付け合わせのサルサソース的なものがパイナップルを使っていて大変印象的です。
パイナップル、チリと薬味的な野菜を細かく刻んだもの。爽やかで多段的な味わいがすごく楽しいんです。サルサソース的でもあり、でもタイ料理にもこういう感じの味のものがあったはず、など自分の経験と照らし合わせていろいろ考えるのはエキサイティングな体験です。「原種にちかい芋類などは今はあまり流通しなくなってきた。それを助け出したい」そういう想いのシェフがその腕を振るって、この料理が目の前にあります。そういう話しを聞きながらの食事はまったく価値がある。
さて、きましたよ。カレーの名のつく料理。
「魚介類のグリーンカレー・ココナッツボール添え」
の名前。
カレーと言う言葉はもはや世界共通言語です。ここの地域にはないだろう、とかしらないはずだ、はナンセンス。今は2015年。あなたがこれを読むのに使っているインターネットは世界の隅々を結んでいます。ですから「あの国にカレーはない」という発言はナンセンスでしょう。
皿にに接した土台になっている部分がココナツクラッシュと砂糖でかためたケーキのような、固めのジャムのようなもの。その上にバジルのフレッシュリーフが。これが大変香りよく味わいの折り返し地点というか、いいアクセントです。メインになるエビはグリーンカレーソースで和えてあり、クセなく少々辛く、そしてそれが土台の甘いココナッツの食感と共に口に入ってきて初めての味わいです。初めてなのでその情報量の多さを感じで少しおろおろしながらも味わっていきます。とてもおもしろい。そして甘く、食べやすい。これ、日本お人の舌にもなじむぞ。さっきのコロッケも同様です。さあ、おもしろくなってきた。
「米とエビ、燻製ソーセージ入りタマル」
メインディッシュがやってきました。
葉包みの蒸し物、アジアにもたくさんの種類があります。
これはバナナの葉で包まれたお米料理。あらおこわだわ、と日本人なら思いますよね。やんわりした味で、ソーセージの塩気やフレッシュハーブの香り、あれれ、これ本当にちょっと変わったおこわってことで誰かに出してもコロンビア料理だってわからないで食べちゃう人もいるかもしれない。おもしろいです。
そういいながらも複雑な味わいを感じたり、なんだろうと考えたりしながら食べ進めるとやっぱりおもしろい。あ、ココナッツミルクの香りもするね。そういう部分はちょっとインド亜大陸風でもあるかな。おもしろいなあ。
添えられていた真っ赤な謎の物体がみんな気になっていまして。聞いてみるとこれがバナナだそう。ええっ?そうなの?
調理で色付けしているのですが、それがなんとあのファンタ。ただしコロンビアのオリジナルフレイバーのもので日本では手に入らないものです。バナナはああ、なるほど、料理に使うバナナ寄りで香りはフルーツとしてのバナナと同じですが食感はタロイモ系。これはインド料理やタイ料理で経験済みで、なるほど納得。そしておもしろい。
おどろいたのが、全権公使のアレハンドロさんがにこにこと紹介してくれたこれ。
おお!これ、あれだ、じゃない、蟻だ。アリです蟻。虫の蟻。うん、アフリカとかでは食材として使われるし最近のとんがったフレンチとか西欧料理でも使われることがあると聞いています。
うひひ、驚いた。でも、信頼できるシェフが調理した料理としてのひと皿、そういうのはなんでもわりと抵抗なく食べてしまうボクです。
味、と言うより香りのものでした。噛むと口の中で不思議な植物由来のようないい香りがしてちょっとしたトッピングによさそうないいものでした。聞けばユーカリの木にいる種類の蟻だそうで。おお、スパイス的な植物系かと思ったけど、ユーカリ、なるほど!まったくまったくおもしろい。
今回は料理に組み込まれずお試し的に供されましたがなるほど、こういうのは蟻だと思う、、、いや、アリだと思う(笑)なにかシャレた料理にいいアクセントを付けてくれると思います。
そしてデザートタイム。
あ、お酒たっぷり浸っているこれ。つまりあれだ、浅草のアンジェラスでよく買う大好きなアレ。コロンビアのサバランだねこれ。
アグアルディエンテというお酒を入れたコーヒーケーキだそうです。おいしいんだこれが。トッピングのキャラメルソースが素朴な味で引き込まれます。ボディグローブ的デザインの手の形のパウダーはボクらは友達だよ、のサイン。そのかわいいコミュニケーションに思わず頬がゆるみます。いいスィーツだなあ、これ。
これで晩餐は終わり。楽しいお話を聞きながらのあっという間でした。
ラウンジに戻って三々五々おしゃべり、そのタイミングで来ました、コロンビアコーヒー。うーん、なんといい香りだ。うっとりします。そして思わぬ伏兵、コーヒーだけかと思いきや、通称ポゴタティーというお茶。これがやけにお茶好きのボクの心を打ったのでした。とてもいいかおりでおいしいです。一緒にいただいたチョコレートもよかったなあ。
ボクが最近よく話す話しなんですが、正直料理なんて美味けりゃいいわけです。みんな美味しくて、みんなしあわせ。それでいい。
ただね。
ただね、でもね、同じ料理でも、その料理が持つバックボーンや製法、歴史、食材、文化などという話しをセットで聞く、興味を持って食べる。そういうことによってなぜでしょう、同じ料理が倍美味しく感じられるのですよ。これは本当の話し。仲間と楽しいおしゃべりをもつ食事も楽しいけれど、その料理と向き合ってその料理が持っている「理由」のようなものを知る。こんな楽しいことはほっておいてはもったいない。そうは思いませんか?それを重ねていくと、よく見知っている料理だけではなく、他のジャンルの料理までもが繋がっていたり、同じ手法の料理だったりに気づいてますますおもしろくなって来ます。
ぐるなびのippinプロジェクト。
根幹に流れるもので「日本人の食文化と意識の向上」というミッション。
なるほど、うなずける。
微力ながらこれからもお力添えをできるといいな、と思っています。
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