画像: カレーですよ2152(名古屋稲永 ボンベイ)想い出、再び。

カレーですよ2152(名古屋稲永 ボンベイ)想い出、再び。

25年ほど前に毎月通っていたお店が名古屋にあります。
変わった辛いカレーが食べられてね。名古屋駅から地下道で繋がってて、新幹線に乗る前に食べに行くのに重宝して。
カレーですよ。
そうやって随分通って、その仕事を辞めて名古屋へ出向くことが少なくなって。でもやっぱり何かの折に名古屋に行くと寄ってしまう。古い駅前のビルの地下、奥まった場所という立地も気に入っていたし。なによりつらい仕事の中でひとときそのツラさをぬぐい去ってくれる味と空気があった店。そんなふうに心憎からずいつでも思っていた店、
「ボンベイ」
ある日ニュースで知って衝撃を受けました。
名古屋駅前にある古くて大きなビル「大名古屋ビルヂング」あれが取り壊されることになった、と。えっ!じゃあ地下に入っているボンベイはどうなっちゃうんだよ!そう思いました。そうやってどうやら閉店だということを聞いてがっくりしていました。
今回取材とロケで名古屋入りが決まって名古屋周辺のカレー事情を調べていると、なんと懐かしいボンベイの名前が。そうか、移転してやってらっしゃったんだ。なんともいえない安堵感を感じました。もちろん出かけていくことに。2006年と2007年にこのブログでも取り上げていて、2007年の訪問で最後になってしまっていました。つまり今回は実に8年ぶりになるわけです。
名古屋中心部から少し離れた稲永、何気ない風情でお店がありました。当時の面影、とかそういうものは期待していませんでしたので、その外観に去来するものはなかったのですが、やはり「ああ、このお店の中にあの懐かしい味が、、」と思うといろいろこみ上げるものがありました。
すーっと入ってテーブルについて。
あれ、セットという形なのだね。昔より少しだけメニューが増えたのだねえ。
サモサやパラタがあったり、サラダのセットがあったり。常連さんだけがそっと食べることが出来たというタンドリーチキンもメニューに。なるほどねえ。
でもやっぱりカレーはボンベイの、
「インドカレー」
その一種類だけなのです。これは、うれしい。正しい。
さて、ほどなく出てきたインドカレー。
白いごはんのお皿と白い手つきのカレーの器。うん、なんだか安心感。あの頃とおんなじだ。まるきりじゃないかもしれないけど、ちゃんとスピリットを感じる外観です。あっ!ごはんの脇にやっぱりちゃんとあった。壺漬け。これこれ、これです。福神漬けでもなく、アチャールでもなく。これがあるからボンベイのカレーだよねえ。
ひと口食べると泣けてきます。
トマトを中心とした野菜の水分だけで煮込まれたカレーソースはトマトの色で真っ赤です。ひと口含むと、トマトのフレッシュな香りと一緒にシンバルをシャーンと鳴らされるような爽快な気分になる辛さとスパイスの香り、さわやかな酢味。じりっと汗をひきだすスパイスの力。口の中の辛さはそれなりなんだけど半分も食べ進めると額から汗が噴き出してきます。ちょっと、途中でやめられない。
あの頃もこの味で汗をたくさんかかされました。四半世紀前、営業先で「ボンベイのカレーが好きで!」というとにっこりしてくれる人が多かったよなあ、名古屋。
昔はこれを「カレーライスらしくない」という人も多くいたようです。それはつまり当時にしてそれだけとんがったものを出していた、と言うこと。先端をいっていたんですね。
いまやカレーは百花繚乱、他とは違うものを!本物の追求を!なんていう店も30年近くを経て増えてきました。素晴らしいことです。ボンベイのインドカレー、今となっては古いスタイルという意見もあるでしょうし、それは否めないのかもしれません。でも、それでいいのだと思います。逆に変わっちゃダメ。当時先進の名で人々に称賛を受けたカレーは四半世紀を経て歴史を手に入れ、数多くあるであろうスタンダードと呼ばれるものの一角を占めるに至った、そう思っています。あの味は特別だけど、でも名古屋のクラシックスタンダードとも言えるんじゃないでしょうか。
何度か通って興味が出たら、お店のバックボーンなんかを知ったりした上でまた再び食べると価値観も変わってさらに楽しく食事が出来るのではないでしょうか。
とにかく、やっぱり自分の大事な店だ、ということは自分の中ではなんの変質もなく、それだけで胸がいっぱいになりました。
そうそう、帰り際に少しお話をうかがったら近々もう一度、再移転をして、こんどはまた名古屋の中心部へ戻るそうです。多くの人がこの味を楽しめる環境になりますよう。心から。
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