やはり胸高鳴る店っていうのはいいです。アジアエスニックを食べ歩くのが好きな人ならわかってくれると思う。未知の領域に踏み込む楽しみっていうのはなかなか代え難いものですよね。カレーですよ。しかもそれが自分のホームタウンにあるのではなく地方出張の右も左も分からない場所で出会ったりすると興奮の度合いはますます高くなります。名古屋へテレビロケの仕事で行くことになったんですが、そりゃあもういいチャンスなので少々無理をして時間をひねり出しました。2日前に名古屋入り。いろいろ事前に調べましたが名古屋のカレーのいい話が聞こえてこない。むしろ住んでいる人が「名古屋にカレーなし」など語ります。ええ、本当に?うーん、確かにインターネットを使って調べてみるとボクが20年前に通ってた時と同じ店の名前ばかりが出てくる。おやおやこれは、、、とはいえ内側から見たのとそもから見たのではまた見え方も変わってくるだろう。カレー不毛地帯なんて言葉をひっくり返してやるぞ。そんな気分で名古屋に向かいました。一つだけ掴んだ情報が「名古屋港のあたりに面白い店がある。それと宿も。」アジアハンターの小林さんでした。これは信憑性高く面白い店に違いない。その上に自分でも調べたレイヤーを重ねて、さて名古屋入り。1日目の宿がすごくて、名古屋港のトラックターミナルに付帯施設として作られたトラッカーのための簡易宿。これはちょっと楽しかったんですよ。個室は細長く、風呂、トイレはなし、共同です。が、テレビもあるし思いのほか快適。かえって大浴場は体を伸ばせてクルマ旅にはなかなかのチョイス。その上素泊まり3500円ということなしです。これもまたアジアハンターの小林さんが教えてくれました。ナイスな宿だなあ。22時に到着、投宿ののち改めてクルマで出かけます。その距離トラックターミナルからわずか5分。とはいえ公共交通機関はなく、自分のクルマを使わざるを得ないという面白さ。そう、ボクはこういう状況を「楽しい」と思ってしまうタイプです。Googlemapに導かれてやってきたのは深夜の倉庫街。いやいや、いくらなんでもこんなところに、、、と思ったら、ありました。パキスタン料理店。名古屋港の真っ暗な倉庫街にぽつりとあるその印象は強烈です。その名前を「ユーカン」と言います。U、カーン、ですね。深夜22時半、人通りなどまったくない倉庫街ただ一つの店の扉を開くと店内にはパキスタン人ばかり6~7名。こ、これははいりづらい(笑)あ、いや、わりとボクは平気なんですが、普通のひとはね。うひひ、日本人はボクひとりだねこりゃ、と思ったら。奥に日本人のおじさんがひとり、食事をしています。けど、なんか盛りも内容もチト違う。なんだろうな、と思ったら実はお店人でした。お、賄いですな。さて、注文。「ディナーセット」の名のミールを食べました。玉子カレー、ごはん、サラダ、焼き物という内容で、カレーは他の選択肢もあるみたい。玉子カレーは少し酸味があるのが珍しいグレイヴィタイプのもので、なかなかおもしろいです。おいしいよ。オーナーシェフはパキスタンの男性で楽しい人。なんだかんだとおしゃべりしているうちにパキスタン人のお客は引き上げていきボクと店の二人の三人だけになりました。四方山話が始まって、ちょっと賄いを分けてもらったり。楽しくなってきた。どうやら名古屋港にはパキスタン人の港湾労働者がけっこうな数いるそうです。なるほど、それでこのお店。面白いなあ。いつだってメシを食いに行っているわけですが、メシもそうですが人と話したり、もし話さないのならばその場所の空気を楽しんだり。そういうものも含めて喰らってくるのは毎度楽しいことです。カレーですよ。 名古屋港 ユーカンーーーーーーーーーーーーーーーーーー活動内容等の各種Linkはこちらhttp://about.me/hapi3ご連絡、お仕事のご用命等はiizka3@gmail.com (@を小文字にて)Youtubeチャンネルhttp://www.youtube.com/user/iizka3いつもんログhttp://hapi3s.blogspot.jp/http://tabearuking.comーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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