画像: カレーですよ2145(清澄白河 ナンディニ)いいおみせ。

カレーですよ2145(清澄白河 ナンディニ)いいおみせ。

あれっ!いいお店。
そう思いました。ストレートにそう思ったよ。
なんだろう。ひとだな、きっと。
カレーですよ。
噂ばかりを聞いてまだ行けてない店ってのがたくさんあります。
昔はそういうのを押っつけようと躍起になっておりましたがいまでは「まあ、たくさんの人がいてボクじゃない人が行ってくれるし、ご縁がまわってきたらいこうね」というスタンス。
で、このお店へのご縁がまわってきたわけです。
もうオープンしてしばらく経っていて、いい噂もいろいろ聞こえていましたが、どうもそのいい噂に食べ物のことしかあがってこない。もちろん美味しいというのはそのお店に行こうと思う原動力の大きな部分を占めるのですが、でもつっけんどんな人からうまいものをだしてもらってもうれしくない。でも、うわっつらだけのワントーン高い声での「いらっしゃいませ」は底が見えてしまう。最近はそういう価値観になってきています。
とにかく自分で行ってみなけりゃわからないことの方が多いんですよ、いくらインターネットで事前情報をつかんでいようが。そんなものはたいした足しにはなりません。
清澄白河の現代美術館むかいにあるインドレストラン、
「ナンディニ」
は南インド出身のシェフが腕を振るっているそうです。
東京なんぞに住んでいるとすれっからしになってきて「南インド?ああ、ふえたよねえ」なんてカッコつけたがる輩なんかもいたりしますが、あまり関係ないですよね、ジャンル。正直ジャンルなんてどうでもいいです。大きな枠としてのジャンルはあってしかるべきですが○○だからこれが乗っているのはおかしい、とか○○地方ではこんなものはつかわない、とかそういうの、ナンセンスです。なにしろいまは2015年。チェンナイだろうがジンバブエだろうが飛行機は飛ぶしハンバーガーチェーンの一つもあるわけです。ましてや東京、得られる情報も多く手に入らぬ食材はおおよそ無いに等しい。そういう場所です。ただし、基本のキは知るべきで、自分の目の前にある皿がどういう歴史の変遷の中でこの形になって自分の目の前にあるのか、ということを知るのは自分の知的好奇心を満足させてくれるうれしい要素だとも思います。
ナンディニ、お昼時に出かけると、外出お弁当を売っていてこれがなかなかの人気ぶり。お客さんがあとを断ちません。はいろうと扉に手をかけるとインド人のお弁当の売り子さんがにっこり。あ、うれしい。
いらっしゃいませの声できょろきょろと席を探します。4人がけしかなくて悪いかなあ、と思ったら「オニカイヘドウゾ」とインド人ウェイターさんの笑顔が。あ!ありがとうございます。2階席があるんだね。
2階に上がるとボク一人でした。ありゃ、悪いねえ、ひとりの為に2階あけてくれたんだね。
メニューを眺めているとウェイター氏がやってきて今日のお薦めを教えてくれました。土曜日はスペシャルオファーでビリヤニがあるそうです。おや、それじゃあそれを頼まねば。週代わりで内容の違うビリヤニを提供しているとのこと。土曜はベジ、日曜はノンベジなんだそう。この日は
「パニールビリヤニ」
です。
いいじゃない、それ。
広い2階席は快適です。のんびりと待っていると、ビリヤニ登場。
今日のスペシャル、パニールビリヤニです。
でね、これはヤバい。うまい。
ビリヤニ自体にタマネギスライスの炒めが入っていてこれがほのかな甘みを加えていて全体の味をまとめるアクセントになってくれている感じです。スパイスの強さの中でこれをやられると本当にたまらんなあ、という感じ。じょうずです。フライドパニールもいいアクセントですよ。パニールはあまり多すぎてももそもそになるのでバランスよい量です。ライタをかけて、ますます美味しさアップ。
ライタはウェイターさんと料理のことをおしゃべりしてた時にかけ切ったところで声をかけてくれてお代わりをくれました。うれしい。よい人で色々お店のことを教えてくれました。
お皿の端にオレンジ色のなにかがありました。あ、これスージハルワだ。セモリナコを使ったデザートです。ぷりぷりの食感に仕上がっていて上品で目から鱗!あまり甘くしないバランスは現代風でとてもいい。いやあ、こりゃなかなか。
コーラにビリヤニとか現地の食堂っぽいぜ、と粋がって飲み物はコーラを頼んだんですが、こんなに上品で美味しいビリヤニならやっぱりチャイにすればよかったと反省。
うんうん、ここは食堂ではない。レストランだ。
そういう味と内容です。
そして最初から最後まで、ウエイター氏のフレンドリー且つきりっとした接客ともうひとりのレジ、ホールのきれいなインド美女のお嬢さん。うーん、なんともはや快適さを感じてしまいます。
料理の価値以上にお店の雰囲気空気を彼らが作っているなあ。
確かにこりゃあ繁盛しちゃうでしょう。
わりと下町、城東地区を代表する店になっちゃうんじゃないでしょうか、このまま行くと。
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